私どもの会社には、リフォーム工事部門とは別に造作家具工事部門があります。
仲のいい建築家の方からの依頼で、大田区で建設中の住宅にメーカーのキッチンの扉に合わせて、食器棚を造作家具で取り付けることになりました。
それでは、昨日の図面通り完成したかどうかご覧ください。
■食器棚を取り付ける住宅
キッチンは真ん中に位置しています。
キッチンの背面に食器棚を取り付けるのですが、ご覧の通りスペースがないため食器棚の奥行に制約が出ます。
通常食器棚の奥行は、メーカー品を使用した場合は４５ｃｍです。
それでは収納量もカウンターの上に置いておける量も減るので、「少しでも奥行を深く」ということで造作家具になりました。
昨日のプラン図面を見ていただければお分かりですが、今回の奥行は５６，５ｃｍです。
造作家具の場合、１ｍｍ単位で製作できるのもメリットの一つです。
■完成写真
こんな感じで仕上がりました。
狭いスペースのため取手は邪魔になるので、取手は使わずに全て手掛け式で開いたり、引き出したりできるようにしてあります。
少し見ずらいですが、上の写真を見て頂ければ、食器棚の扉をキッチンの扉に合わせていることが確認できるかと思います。
メーカー品ではカバー出来ないサイズや仕様でも、造作家具なら９９％対応できますよ。
ちなみにこの食器棚の価格は、取付費含めて２４万です。