リフォーム業者ですがコンクリート打放し住宅の撥水材塗布工事もやります! part9 | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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リフォームをするうえで、こんなことで悩んでいませんか?
これからリフォームを予定している方に成功のポイントを!

西荻窪の池しんです

(前回の続き)
新築のコンクリート構造物において、コンクリート内の余剰な水分が完全に無くなるまで約10年かかると言われています。
表面被覆工によって、外壁に撥水効果を持たせる工法では、有機材でコーティングされたコンクリート表面は呼吸できないため、屋内側に水分を放出することになります。
そのため過剰な湿気が発生し、湿気はカビの発生原因であり、アレルギーの元ということを前回書きました。

今日を含め9回に渡りコンクリートを酸性雨から守り、コンクリート構造物の美観を保ちつつ、かつ延命させるには「MCファイン」に代表される無機の表面含浸工が最も優れていることを書いてきました。

このシリーズのタイトルは、「リフォーム業者ですがコンクリート打放し住宅の撥水材塗布工事もやります!」です。
なぜこのようなタイトルにさせて頂いたかといいますと、先々週文京区のコンクリート打放し新築マンションの外壁に、「MCファイン」を塗布する工事を行いました。
といことで、リフォームだけでなく新築工事にも携わっています。

「MCファイン」を新築時に施工しておくと酸性雨による被害を避け、新築時のままコンクリート構造物の美観を保てますし、コンクリートの劣化を防ぎます。

  
 
 
上の「MCファイン」を 左のコンクリート打放しの表面に塗布しました。












 
 これは施工中の写真です。
塗布した部分が濡れ色になっているのが解るかと思います。

コンクリートは濡れると、このように濃いグレー(濡れ色)になります。
今日で施工後2週間になりますので、「MCファイン」はコンクリート内部に含浸して、既に遮水層を造りあげているはずです。
 来週あたり遮水効果の確認のために現場に行きますので、その効果を画像でご報告致します。

コンクリート構造物は今や、「脱スクラップ&ビルド」の精神で、日本もヨーロッパのようにコンクリート構造物を200年以上使用しなくてはいけない時代の到来だと思います。
出来ましたら、もう一度このシリーズをpart1からご覧いただいて、コンクリート構造物を半永久的にきれいに使用する重要性と最適工法をご確認して頂ければと思います。

堅苦しい内容を最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。