介護リフォーム~手摺の高さの決め方 | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

以前にいただいたご相談です。
「木造の2階建に住んでいます。 要介護3と認定された、入院している母親が退院するにあたり手摺を取り付けます。 既にお風呂やトイレには付いていますので、新たに取り付ける場所は、玄関の土間、廊下、母親の部屋です。 手摺の一般的な高さというのはありますか? また、自分でも取り付けできますか? やはり業者に頼んだ方がいいでしょうか?」
という内容でした。

■廊下の手摺の高さ
一般的に手摺の高さ(手摺の上端)は75cm~85cmです。
合わせ方としては、腕を下に伸ばした状態で手首の位置当たりが使いやすいとされています。
しかし、これは一般的な数字で、不特定多数の利用者がいる場合の設定寸法ですので、本来は実際に使う方に聞きながら、一番使いやすい位置を出した方がいいと思います。

■居室に入るドア横の手摺
 
居室に入るためのドア横の手摺は、床面から1m~1m10cmをセンターにして、50~60cmの長さにした方がいいでしょう。









■取付工事
器用な方なら出来ると思います。
左の図面は、廊下の平面図です。

木造住宅の場合、45cm(45.5cm)間隔で間柱が入っていますので、その間柱部分に手摺の受けを取り付ければ強度は十分です。
ホームセンターに行けば、「壁の下地探し」を売ってますので、それで下地位置を確かめるのがいいと思います。

 これが下地探しです。
使い方は簡単なので、説明書が付属されているものか、もし付いてなければ、売り場の担当者の方に聞いても、すぐ回答できるぐらい簡単だと思います。


あくまで手摺の取付は、先ほども書きましたように器用な方なら出来ます。
しかし、人間の体重を支えるために頑丈に固定する必要がありますので、業者にご依頼することをお勧めします。