【続報】ええっ!これもがんなの?? | 空の木ブログ

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空の木犬猫病院の日々のできごとや、身近なお役立ち情報をのせていきます。

これもがんなのシリーズ(?)に続報です。

 

第1弾→ええっ!これも『がん』なの???

第2弾→続・ええっ!これも『がん』なの???

 

 

 

 

 

また新たなニャンコちゃんが来院されました猫

うちのかかりつけニャンコちゃんですWハートカワイイデショ

 

 

 

 

「耳にブログで見たような小さなものが…」

とのこと電球

 

 

 

 

 

 

 

さてどこでしょうか?

ヒント:針を刺した後なので、赤くなってます

 

 

 

 

 

ちょいアップで。

少し血が出てるからわかるかな?

 

 

 

 

 

 

 

そう!!ここです!!!!

大きさ1ミリ。

 

 

 

 

 

空の木最小記録ですが、

肥満細胞腫でした虫眼鏡

 

つまり、がん。

 

 

 

 

これだけ小さくても、針を刺してみると細胞が取れてくるのは

肥満細胞腫くらいかもしれません。

獣医師は「小さいから検査はできない」と思わずに、

とりあえず刺してみるといいですね。

 

 

 

 

 

単発性肥満細胞腫の治療の第一選択は外科切除ですが、

がんの手術では、大きく切る必要があります担当医

 

 

しかし、ここまで小さいと地域猫ちゃんでよく見る

『耳カット』

と同じくらいの切り方で対応できちゃいますぐぅ~。

 

 

 

 

やはり早期発見が大事ですねキラキラ

 

 

 

 

早くがんを見つけてあげられる獣医師を、腫瘍科のボスは

キャンサーハンター

と呼んでいました。

※キャンサー(cancer)とは腫瘍のこと

 

 

 

具体的には、

「ご飯を最近残す」

「お散歩を嫌がる」

「ちょっとやせたかも」などなど

わずかな飼い主さんの言葉から、

的確に素早くがんを見つけ出す獣医師のことを言います。

 

 

 

 

そういった意味では空の木ファミリーの皆様は

立派なキャンサーハンターですねDr

 

 

 

 

 

私は皆様を誇りに思いますアーメン

 

 

 

 

すべての早期発見は

1*家族がわずかな違和感に気がつき、かつ動物病院に連れて行くこと

2*定期的に健診を受けること

この2つから始まります。

 

 

 

 

 

しかし、

1病気や異常じゃないかもしれないのに病院に連れて行くこと

1病院を嫌がる健康な動物を連れて行くこと

この2つのハードルは、想像以上に高いはずです。

 

 

 

 

今回来てくださったニャンコちゃん達も、

決して病院へっちゃら〜音符というタイプではありません。

 

 

 

本当によく勇気を出して受診してくださったと思います祈

 

 

 

 

 

 

 

だから空の木もがんばって、

気軽になんでも聞ける親しみやすさ

病院を人にも動物にも好きになってもらえる工夫をして

これからも、敷居の低い犬猫病院を目指します四つ葉