秋の夕暮れ


イルミネーション眩しい街に

冷たい風が流れ込む

その瞬間

現われる現象

ありもしない

暗い世界のその中で

風に吹かれ

肩をすぼめて

独り

たたずむ私


生まれた時から

人は独りぼっち

その想いを敏感に

感じ取っているだけ

きっと・・



吸い込まれるように

現実に戻る

明るく眩しい

イルミネーションの光

賑わう声のその中で

繋がれた

あなたの手に

命のぬくもりを

強く感じた





孤独とぬくもりは

いつも

隣り合わせ


風香・・