光を浴びて生きるあなた

その影に生きる私

それでいい

それでいいの

あなたにしか出来ないこと

私にしか出来ないこと

それぞれの運命

与えられた使命

感謝に変えて・・


私の存在で

あなたの詩が生きるのなら

月明かり浴びて花開く

艶やかな 私でいられる

朝陽が昇る頃

ひっそりと 花を閉じ

あなたを見守る 私でいたい


偉大なアーティストとして

オーディエンスを沸き立たせる

スポットライトに身を包む

あなたがそこいいる


歌は魂に響き

琴線を震わせ

ひとりひとりの人生に語りかける

必要なのは

憎しみではなく

愛だと・・


客席から見つめる私は泣いてるよ

こんなにも素晴らしいあなたが

私と繋がっていてくれたなんて

繋がっていたなんて

今でも夢のようで

本当にありがとう

本当に 本当に・・


だけど もう時間が来たみたい

夢の覚める時間

そろそろ帰らなくちゃ

私を待つ場所へ

光とは無縁の

影の世界

普通の私が生きる場所へ





光が美しく輝く為に

支える陰の存在

あなたがいて

私がいる。


 風香・・