キングダム48巻 王翦(おうせん)将軍の活躍が楽しみです。

 

李牧を倒すというのが史実とのことですが、どのような奇策で倒すのか期待大です。

 

漫画で王翦は「王になるという野望を胸に秘めた王家当主」という設定ですが、胸に秘めているどころか周知の事実という感じがします(笑)。

 

史実では、楚を攻めるときに60万の兵(秦のほぼすべての兵力)が必要と秦王政にいったときに、猜疑心の強い政に「反乱を起こすのでは?」と疑われ、王翦は「褒美には良い土地をくれ」とたびたび、政に使者を出して、「自分には反乱の意思はなく、ただ土地がほしいだけなんだ。」ということをアピールし、自己の疑いを晴らすのに苦心したそうです。

 

王翦は、森秀樹氏の描いた漫画作品 墨攻(ぼっこう)8巻にも登場します。

女間者をもてあそんで、股裂きにしています。

 

自分は初めに「墨攻」を読んでいたので、キングダムを読んで王翦が登場しても、あまりのギャップに始めは同一人物と気が付きませんでした。同一人物だと気づいたときは、驚き思わず笑いました。

 

ところで、墨攻8巻を読むと、別の角度から他国に比べて文武とも遅れをとっていた秦国のことが分かります。禁じ手ともいえる大量の虫を使っての策で趙と戦おうとしています。キングダムファンの方には是非ともおすすめです。

 

実際、史記の中で最強と謳われているのは王翦将軍であって、秦国統一の第一人者とのことです。キングダムの王翦からは納得できますが、墨攻の王翦からはホント?と思ってしまいます(笑)

 

王翦のキャラかっこよすぎです!

 

「絶対勝つ戦いしか興味が無い」

 

リスクのある戦いを好まず、危険を察知すればさっさと逃げる。

しかし、最終的にはその行動が勝利への布石だったりする。

 

幾重もの策を用いて敵の意表を突き翻弄し、敗戦の将でも有能ならば自分に恭順させようとする。

 

趙の廉頗将軍に「興味が失せた」と言われた王翦将軍ですが、逆に興味を沸かせるキャラだと自分は思います。