春の足音

3月も折り返しを過ぎて、少しずつ春を感じる日も出てきました。

あと1週間もすれば桜も咲きだす頃です

今年はどこへお花見に行こうかと・・・

考えるのも楽しいものですね。

卒業式シーズンですが、みなさんの所ではいかがですか？

過ぎてしまえばあっという間の学生生活

新学期の準備で大変な時期ですね。

来週はいよいよ河井建築ショールームのリニューアルオープンとなります。

可愛いチラシを目にした方も多いと思います。

ぜひ遊びに来てくださいね。

河井建築HP

soramadoHP

Ｉｎｓｔａｇｒａｍ

定期点検「基礎」

【主な点検項目】

・基礎のひび割れ

・基礎とアプローチ階段(玄関・勝手口など)や駐車場土間との取り合いの亀裂

・虫の浸入

【点検にあたって】

　コンクリートは乾燥によって固まるのではなく、セメントと水が反応(水和反応)してガラス質の結晶ができることで硬化していきます。完全に硬化するまでは何年もの時間を要しますが、設計や管理にあたっては材齢28日の強度を基準としています。

　また、基礎工事でコンクリート打設後に養生としてブルーシート等を被せる場合がありますが、これはコンクリートを雨から守るためではなく適度な湿潤状態を維持するためで、代わりに気温に応じて散水する方法もあります。

【点検のポイント】

①基礎のひび割れ

　コンクリートのひび割れのうち、髪の毛程度の細いひび割れを「ヘアークラック」と呼びます。

基礎に限らず、駐車場なども含めてコンクリートは乾燥収縮により多少のひび割れを起こすものですのでヘアークラック程度でしたら構造的な心配はいりません。

大きく開いてくるようでしたら補修の必要がありますので、弊社までご相談下さい。

②基礎とアプローチ階段や駐車場土間との取り合いの亀裂

　アプローチ階段や駐車場の土間は、建物が出来上がった後に施工していきます。

基礎に鉄筋を打ち込み建物と繋げて強度を持たせますが、あと施工のものですので乾燥収縮や車両の通行による揺れ等により取り合い部が若干離れてきてしまうことはご理解頂きたい部分となります。

③虫の浸入

　弊社では、基礎の弱点となる通気口は作らず「基礎パッキン」により床下の通気を確保しています。通気口に頼らず床下全周(断熱性能確保のため玄関土間と浴室を除く)で通気しますので、土台などの構造材にとっても良好な環境となります。

[通気口のひび割れ]

[基礎パッキンによる通気]

　しかし、まれに蜂などが巣作りをしてしまうケースもありますので、発見されましたら弊社までご連絡下さい。

【修繕・取替えの目安と方法】

　大きなひび割れ部分には、割れ目に接着剤を注入してから表面をモルタル補修することになります。

部分補修という形になりますので補修部分が目立ってしまう(補修部分が新しくなってしまう)ため、ヘアークラック程度の軽微なひび割れに関してはお客様と相談の上、補修するかどうかを判断します。

仕上がりが気になる場合は全面補修も可能ですが、余分に費用がかかってしまう点はご了承頂きたい部分です。

[ひび割れ補修の手順]　(『きそきょうこ』使用例)

		クラック周囲の清掃　　クラックの周囲をワイヤーブラシ等で清掃し、クラック幅を確認します。
		EZ-クリックの取り付け　　クラックが中心にくるように、EZ-クリックをシール剤で取り付けます。
		クラックのシール　シール剤でクラックのシール（封）をし、パテナイフで密閉するようにならします。
		注入剤の注入　シール剤の硬化後、クラックの幅に合わせて注入フィッティングをEZ-クリックにはめ込み注入します。
		仕上げ　注入剤の硬化後、EZ-クリックを外し、サンダー、モルタル等で仕上げをします。