お釈迦様のお話しの伝え手 渋谷規子です。

 

大切な友人が脳出血で倒れ

リハビリ病院に入院していると知り

友人たちとお見舞いに行ってきました。

 

車椅子で迎えてくれた彼女

 

来てくれてありがとう

こうやってみんなに会えたから

生きていてよかった

ありがとう、ありがとう…

 

一人一人の目をしっかりと見ながら

何度も何度も

「ありがとう」と言う彼女

 

お風呂に入っていた時に

手が痺れてきて

おかしいと思って

救急車を呼ぶ頃には

足も動かなくなってきて…

 

1日で健常者から

身体障がい者になっちゃった

 

悔しかった

左側が動かなくて

今までできたことができなくて

 

死にたいと思うこともあったけど

明石家さんまさんの座右の銘の

生きてるだけで丸儲け

 

この言葉をなんどもなんども

心の中で繰り返したと言っていました。

 

そして

本当に生きていてよかった

こうやってみんなとまた会えて

本当によかった

ありがとう、ありがとう…

 

この彼女のありがとうの言葉、

そして彼女の在り方に

元気をだしてもらおうと思って

お見舞いに行った私たちが

たくさん元気をもらい励まされました。

 

一緒にお見舞いに行った仲間からは

思いやりを感じた学びの時間になりました。

 

すべてのことが当たり前ではない。

当たり前でなくなる時がくる。

 

そのことに気づくと

どんな状況に置かれても

今がしあわせだと思い

生きていくことができる。

 

今を丁寧に生きることの大切さを

あらためて思いました。

 

本当に心豊かな人間は

どんなに小さなことに対しても

感謝の気持ちを持つことができる。

 

仏教にこんな言葉があります。

 

本来無一物
(ほんらいむいちもつ)

 

私たちは生まれた時は

なにも持っていなかった

 

それなのにいつのまにか

大人になっていくにつれて

いろいろなものを身に着けていく。

 

知識や教養だけでなく

執着心やもっともっとと

欲を身にまとっていく。

 

いつかこの肉体を返上する時

何一つ持っていけるものはない。

 

持っていけるのは心だけ

それならば感謝の心、思いやりの心を

持っていきたい。

今からの残りの人生
ありがとうを忘れずに精進あるのみ。

 

 

病院からの帰りのバスはちいかわバスでした。
ちいかわの笑顔にも癒されました。

 

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逆視道の中級最後の授業は『命の問い』です。

死について考えることは

暗いことでも不吉なことでもありません。

死について考えることは生き方を考えること。

 

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