お釈迦様のお話しの伝え手 渋谷規子です。
最近職場でいろいろと
人間関係の相談を受けることが多い。
あの人が…
この人が…
そんな時に感じるのは
お互い相手の話を聞けていない
ということ。
私たちは相手の話を、自分の心のメガネを通して
聞いているということ。
心のメガネとは今の自分の感情メガネ
この心のメガネをかけると
相手はこうするべき、こう言うはず
と思って聞いてしまう。
仏教の教えは
これがなかなか難しい
聞くにもいろいろな種類がある。
●自分から他へ聞く
・わからないことを質問したり相談する
・相手が内に抱えていることを聞く
(話しにくそうにしていたら急がせずに相手から話しをひきだすようにする)
・教えを聞く
●他人からの発信を聞く
・相手の話したい(相談)を聞く
・相手の話したい(世間話)を聞く
●自分が自分に聞く
自分の内にある真実を己に問う(瞑想)
いろいろな聞くがある中、
私たちはついつい以下のような聞き方をしてしまう。
① 教えを聞いても自分の意見を優位に聞く(選り好み)
② 自分事ではなく人に解説するために聞く(ネタ集め)
③ 議論や名利のために聞く(あら探し)
④ 実践する気はなく表面的興味で聞く(暇つぶし)
心のメガネを通して聞いていると必ずこのどれかで
聞いている。
そうではなく、心から相手の立場になって素直な気持ちで
聞こうとしているか
それができるとコミュニケーションもとれてくる。
そしてもうひとつ大切なのが
【あっという間に人間関係をよくする9つの教え】
1, ありがとう、の前に「どうも」
2, うまく言えない時は、「うまく言えない」と言う
3, 説明の前に「ごめんなさい」
4, 抽象的でもいいので、すぐに返事をする。黙らない。
5, 「手伝おうか」ではなく、「~するね」
6, 相手が落ち込んでいたら「よく似た経験があるよ」
7, 「これでいいよ」ではなく「これがいいよ」
8, 意見が対立しそうなら、まず相手の意見に
「確かにそうだね」
9, 誘いを断ったら「誘ってくれてありがとう」
相談を受けながら、
私も聞こえるままに聞けているのか
と自分に問う。
9つの教えはできているかと問う。
まだまだだ。
自分の都合のいいように聞かないように
慢心に走らないように自分の心を注意して見る。
今日はたくさん聞ける1日にしよう。