手術の扉が開いた
「そらさ~ん」
「あっ先生。
よろしくお願いします。」
あれ??
いっぱい人が居ますけど
皆、私に関係あるの??
ここの雰囲気って、病棟と全然ちがう。
となりで、ストレッチャーを押しながら女性が自己紹介し始めた。
「麻酔科の山田です。よろしくお願いします!」
「あ、どうも。よろしく・・・おね・・がい・・」
と言い切る前に消えた。
(忙しそう・・)
手術台の隣まで運ばれ、ずりずりっと台へずれた。
あ、ライト・・(バチスタっぽい)
あ、手術着が・・・剥がされる。
一応、薄い布団が掛けられているが、麻酔が効いたら全裸だろう(予測)
なんか痛い。
と、思って顔を向けると、そこには麻酔の話をしてくれた、先生がいた。
「麻酔を今から入れていくからね」
と、口も塞がれた。
「寝るもんかー!!」って思った矢先
(何故?寝てくださいよ・・)
一分も経たずに、記憶がなくなるのでした・・・