父の終末期と、背中。 | 好きなことを⭐︎樂しく楽に生きる♪

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心、体、魂が喜ぶ生き方をしよう。

まずは、私が私を幸せにしよう。

全ての女性がゆるっと幸せ♡



遠藤小夜佳(えんどうさやか)です。

今夜はとりとめなく。

自分のためにも書いておこうと思います。


***

FBにもあげたのですが、

77歳になる、永遠の少年である父が入院したので、
様子をみに
我が家から3時間ほどかかる病院まで行ってきました。

そのときのFB投稿記事のコピー。

↓↓

永遠の少年である父が入院したので、
様子を見に行ってきます。

介護レベルも高くて、
本当は独り暮らしなどできない状態なんですが、
絶対に嫌だと環境をかえません。

遠方なので、私たち家族が手伝える訳もなく、
福祉のかたや、ヘルパーさん、ご近所の方に支えられて生きています。

それでもわがままばかり。
今回の入院も、
父に関わる皆さんで説得してなんとか救急車にのせたとのこと。

こんなに人様を困らせているのに、
みんな父に優しい。

いい人だから愛されるんじゃなくって、
人はみんな愛されてるんだと、
父をみてると心から思う。
すごい人だ。

***

1年ほど前に、

肺がんの疑いがあると主治医に伝えられて、

大きな病院で検査をすることになったけど、

そのときの担当医が気に入らないとケンカして(父が一方的にw)

そのまま父の中では肺がんはなかったことになっていましたww
(私が様子を聴いても、がんじゃないのに、みんなで嘘を言ってるとか言うのですwww)


今回は食事もとれなくなって、
立ち上がるのも難しくなってきたので、

救急搬送となりました。



病院に着くと、
小さくなった父が丸まって寝ていました。

一瞬、子供みたいで可愛いと思ってしまったー。


背中をさすると、
目を覚まして

私の手をすぐに握って嬉しそうに

『おお。来てくれたのかぁ♡
でも、すぐに帰っちゃうの?』

と言います。

おかしくって、笑ってしまった。
やっぱり子供にかえってるんだな~。

ちなみに痴ほうはないんです。


それから、

父に昼食を食べさせて
(本当はひとりで食べられるらしいけど、
出来ない!みたいな顔をするので、あーん♡をさせてあげた)

病院のご飯に文句を言いつつ間食。

あいまあいまで、
お気に入りの看護師さんに私を自慢する。

ほんとに、おもしろい人だな~。



今回、一年前にがんを見つけてくださった先生がいる病院へ入院したので、
(その際も先生に相当悪態をつき、通わなくなった)

その担当医、ヘルパーの代表の方、ケアマネさん、病院の事務の方、

父の家の大家さんまで同席してくださって、

詳しい病状説明と、今後の療養方針を決める事に。



ほんとに、こんなに困った人なのに、

多忙な人たちが集まって、

真剣に父について考えてくれているのが、よくわかった時間でした。



父のがんは全身に転移して、末期になっていました。
余命は年内もつかどうか。


これまでの経緯から、覚悟してたので動揺は無く、

でも、

その残り少ない時間を、

皆さんがどう過ごさせてあげるかと、仕事を超えて人として一生懸命考えてくれている姿に

泣きそうになってしまった。



私の中では、

なんで人はこんなに優しいんだろう・・?

とぐるぐる。



正直、

父の終末期に予想される家族が行うべきあれこれを

みなさんのように優しい気持ちだけで受け入れることができなかった。


なんで私がやらなきゃならないんだろう。

ずっとほっとかれて、

あまり一緒に暮らしてない父なのに。

父から勝手に居なくなって好き放題生きてきたのだから、もういいじゃん。

最低限、できることだけにしてほしい。



そう、怒りもあったのです。

でも、そんなことを思う自分もゆるせなくて、

どうしてすべて受け入れてあげられないのか、とも思っていました。



親子だから色々と感情がわくんですね。

それは私が父に甘えている証拠なんだなぁ。

まだ、心の自立が出来ていなかった。



皆さんのご好意で、

父の終末期は今まで住んでいた自宅で過ごすことになりました。

これも、

本当に奇跡みたいな話で、

一般的にはありえないことだと思います。

でも、人の優しさで叶ったこと。



帰り道、

大家さんが駅まで送ってくださるときに、

『これから日本はお父さんみたいな人がどんどん増えると思うんだ。

みんな自業自得だといって、放り出すけれど、

そんなことしちゃいけないんだよ。

出来る人が手をさしださなきゃね。』


と言ってくれて、

泣きそうで

『ありがとうございます・・』しか言えない私に、


『気にする事ないんだよ。

これがお互い様ってやつなんだから!』

と笑顔で言ってくれました。



父への小さい自分の考えが恥ずかしく、

そんなのとっとと捨てて、

私も人として、

笑顔で【お互い様】って言いたい。



こんなやり方で、

人の優しさや、素晴らしさを教えてくれる父の背中。

やっぱりすごい人だ。




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