腰痛とは、症状の名前であり病名ではありませんが、人間も動物も共通の悩みのようです。
人間は腰痛がよくおこります。
よく「人間は2足歩行するようになったから腰痛が多い」なんて言われますが、4足歩行のイヌも非常に多い気がします。
分かりにくい事もあるかと思いますが、ネコはあまり見たことがありません。 ウサギやハムスターなども。
イヌに腰痛が多いのは椎間板ヘルニアが多いからなんでしょう。
日本人は他の国に比べて、腰痛が非常に多いそうです。
整骨院が、たくさんあることからも そのことがうかがえます。
でも実は、整骨院は腰痛では保険請求できないそうです。(脱臼、ねんざ、肉離れなどのみ。)
しかし実態は、腰痛をねんざなどと偽り架空請求している所が多いとか。
日本財政は傾きかけ、健康保険もこれからの高齢化社会でピンチなのですから、しっかり取り締まってほしいものです。
動物病院には民間以外、健康保険はないですしね…・
この間、フレンチブルドックの椎間板ヘルニアを手術する機会がありました。
来院するその日に突然、後ろ足が全く動かなくなったとのこと。
確かに病院に来た時には、後ろ足が完全にマヒしていて、今回のテーマである腰痛を通り越している状態でした。
椎間板ヘルニアの診断には、MRI検査が必須となります。
うちの病院にはそのMRIがないため、近くの病院に撮影してもらい、その後に手術を行っています。
その病院の先生が言うには、「フレンチブルドックの椎間板ヘルニアは手術に対しての反応が悪い」とのことでしたが…
その子は無事、しっかり歩行できる状態で退院することができました。
よかった。よかった。