「フジコヘミングの時間」

YouTubeで「徹子の部屋」に出ていたフジコヘミングの回をたまたま見ていて

フジコさんの映画を紹介していた。

クラシックの詳しいことは知らないけど、フジコヘさんが世の中に出てきて一気に盛り上がったとき

やっぱりたまたまテレビで見てCDを買った。

なぜか心が動かされるピアノの音に衝撃を受けたものです。

クラシックもピアノも全然関係ないところで生きてきた人間の心を震わす音色…

コンサートも二回行ったけど、やっぱりフジコさんのピアノを聴くと涙が溢れる。

そんなフジコさんの今を知れる映画と知って、すぐにネットで検索。

東京では銀座でしか上映してなくて、新潟ではさすがのシネウインドが上映予定。
でも、骨折のリハビリがあるから新潟では観られないし、でも銀座までなんてこの体調の悪さでは無理だよなぁ…って思った。

でもでも
やっぱり観たい。

夏至の誓いとともに、やりたいことをノートに書き出す。
一頁にいっぱいになったけど、そのなかにはフジコさんの映画を観に行く❗も、一人カラオケに行く❗も入れてたのです。

だから、まずは一人カラオケに行けたこともすごく嬉しかったけど
映画を観にこれたことが本当に嬉しかった。
それも、銀座までいかなくても調布でも上映が始まったという奇跡爆笑

そんな道中、駅のエスカレーターで杖を落としてしまうというアクシデント…。
一番下まで転がり落ちてしまって、一瞬パニックにガーン
でも、おとこの人が拾ってくれて、エスカレーターを上がってきてくれて渡してくれました。
「気をつけてくださいね」って。

ありがたいのと、なんだか迷惑かけてる自分が情けなくて涙が出そうになる…

私ね、杖ついて具合悪い顔で外に出るのが嫌で、マスクを外せなかったんです。
(すぐに風邪をひいてしまうというのもあったけど)

特に新潟では嫌だった…
田舎だと、どこそこの誰々さんが…
ってすぐなるし、知ってる人になんて絶対に会いたくなくて。

それって、明らかに今の自分を自分が受け入れられてなかったってこと。

こんなの私じゃないって思う気持ちがあった…

夏至を越えて、ようやく克服できたんですよね。

今までも感じてたんだけど

世界は本当に優しい。

電車で席を譲ってくれる学生さんやご年配の方。

ユニクロで試着室に椅子を持ってきてくれる店員さん。

スタバで、席まで飲み物を運んでくれる店員さん。

そして杖を拾ってくれてた人。

病気のことで二軒も歯医者さんに相手にされなかったんだけど、
大変な思いをされてこられたんですねぇと病気のことも全て話を聞いてくれて治療を受け入れてくれた歯科医師ご夫婦。

東京と新潟を行き来するときは新幹線のホームまで送ってくれて、迎えに来てくれるタクシーの運転手さん。

なんか、書いてて涙でてきた…

世界は本当に優しい。

私が私を大切に扱うことが私の世界にも反映されているんだね。

何の役にも立たない迷惑かけてるばかりの自分だと思っていた頃には理解できなかった世界。

こんなにも優しいことを知れて良かった。

それを知るために私の魂が選んだことなのだね。