引退ブログ【#29 山中 歩】 | Sioux Warriors

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上智大学男子ラクロス部ブログ


こんにちは
副将の歩です


今まで自分が見てきた諸先輩方の引退ブログはアツい気持ちにさせてくれるものばかりで、大変プレッシャーですが頑張ってみたいと思います!
ちなみになげぇです笑



さて本日の見出しは

・気まぐれ男の選択
・友岡陽という男
・最後に、、

でお送りしようと思います。





①気まぐれ男の選択



ある男子大学生がいました。新歓の雑踏の中足が早そうな狼顔の人に声をかけられ、薄暗い部屋に連れて行かれました。見せられた動画は知っているはずのフィールドで知らない道具で殴打を繰り返す集団でした。楽しいよぉ〜って潤さんに言われました。怖かったです。ただラクロスを語る先輩方はとても魅力的に見え、入部を決意しました。


ある男子大学生がいました。ラクロス部に入部して早々、足首を疲労骨折しました。何も生み出さない日々に苛立ち、一人暮らしの寂しさもあいまってかなり落ち込んでしまいました。 そんな時、家にカツ丼を届けてくれる人がいました。ゴールパーツを代わりに持って行ってくれる人がいました。同期でした。顔をあげてみたら心配してくれる人達がいました。モチベが下がり遅刻を20回はしたかもしれない。それでも見捨てないでくれた先輩方がいました。




ある男子大学生とは僕のことです。今ラクロスをここまでやって来れた理由はそんな人達の存在です。僕は「自分が一番になる」より「みんなで一番になる」という考え方で生きてきました。副将という役割も言うも更なりで、全員に気を配り、怪我してるやつ、練習がうまくいってないやつに声をかけ、みんなが楽しめるような環境を作れるよう心がけてきました。辛い練習もみんなで声を出しあったからこそ乗り越えて来れたし、勝利の瞬間も感動を分かち合えると信じてきました。




しかしその考え方はある男の存在によって脆くも打ち崩されることになります。






②友岡陽ちゃん



人間は宇宙人とかゴジラとか未知なるものには恐怖を感じるそうですが僕がハルに対して感じたものはまさにそれでした。僕と決定的に違ったものは「執念」です。つまり妥協しないところです。


彼とは公私ともに距離が近かったので僕の大学生活において得たものといえば法律の知識(てへっ)と彼との出会いと言っていいくらい影響を受けてきました。


ハルとのエピソードは割愛です。飲んでる時にでも聞いてください。




つまり何が言いたいかと言うと大学の体育会である以上結果を残さなければ何も残らないということです。
これは一昨年三部に落ちた時の追いコンでのともきさんのスピーチですがまさに今自分が同じ立場になってそう思います。


自分は今までみんなが全力でやりきれば必ずしも勝てなくてもいいと考えていました。でも違います。勝てば肯定されるし負ければ否定されます。何かを捨てなければ何も得られない。体育会はそういうところです。そのレベルでやって初めて負けから学ぶことはあるでしょうがそんなものはもういらない。今目指せる最大の結果を残すために、そして自分の、後悔も多かったラクロス生活が報われるためにも、走ります、点とります、そして、、勝とう





③最後に



やはり体育会は贅沢です。働かないで勉強するだけでも贅沢なのにその時間を削って、ラクロスをやって、バイトもやって、、、そんなわがままに付き合ってくれて応援してくれた家族に感謝します。


そして見捨てないで可愛がってくれた先輩、頼りない自分についてきてくれた後輩、感謝です。特に今年のミディの同期、後輩には格別な思いがあります。ATとDFから散々言われ続ける中、お手本にもなれず、肉離れもありかなり迷惑かけました。けど意見をくれ、文句も言ってたけどめげずに努力してきたよな。頼もしかったです。勝ったあと、飲みましょう。






ぐだぐだと長くなりましたが最後に僕の大好きな顔のデカイATの言葉を借りて締めたいと思います。






「ただ勝つだけじゃ物足りねぇ、圧勝しようぜ」





山中歩