12月22日。
真夜中に祖母が突然にこの世を去ってから10日が経ちました。

脳梗塞で倒れて20年、左半身の自由を失った生活は、とても大変だったと思います。

おっとりしていて、とにかくマイペース。
少々変わったおばあちゃんで、驚く出来事が沢山ありましたが、この世に二人と居ない本当にユニークな人でした。

数年前から車椅子生活になり、声も体も小さくなったものの、まさかこんなに早くお別れの時が来るなんて思ってもみませんでした。

最後に会ったとき、鹿児島の鹿屋にある薔薇園に行きたいと言っていた祖母。

お別れの時、棺に薔薇の花束を2つ、安らかに眠る祖母の顔を囲むように飾りました。大好きだった百合の花も手元に置きました。

まるで眠っているかのような祖母の頬にそっと触れてみたらとても冷たくて、涙が溢れました。

私はいつも自分のことばかりで、祖母はまだ元気だし、近くに居るんだし、すぐに会えると勝手に思い込んでいました。

今更悔やんでももう遅いことはよく分かっています。
いつまでも悔やむのではなく、祖母に感謝の意を示していくつもりです。

夜勤の叔母に代わり、泊まりで祖母の介助をしたこと。
着替えやトイレの介助は大変でしたが、沢山のことを学ばせてもらいました。

晩年に入所していた施設に顔を出すと、こんな孫でも嬉しそうに周囲に紹介してくれたこと、本当に嬉しかったです。

思い出すとキリがないのですが、全てが良い思い出となりました。

これからも感謝の気持ちを忘れず、思い出を大切にしていきたいと思います。