ぼちぼち劇場その18「Prince Mint Saga ~ミント王子と魔法の剣~」 | そのリンのブログ

ぼちぼち劇場その18「Prince Mint Saga ~ミント王子と魔法の剣~」


そのリンのブログ-20090921104920.jpg ミント王子、再び参上!!


ぼちぼち劇場その18 「Prince Mint Saga ~ミント王子と魔法の剣~」 わんわん

その1 『ストームブリンガ」


「ワァーイ ワァーイ」


今日もミント王子は、中庭のドックランを駆け回っていた。

すると、ミント王子は走るのをやめ、ドックランの中央を掘り始めた。

何かを見つけると、近くの召使いに、

「コケルを呼べ」と言った。


召使いは、従者のコケルを連れてきた。

「どうしたんですか?」
コケルは不機嫌そうに言った。

「これ、何か判るか?」
ミント王子は、穴に前足をいれた。

「これは剣のようですね」
コケルは、それを穴から取り出した。

全体が黒い、剣が姿をあらわした。


「ワァーイ。ワァーイ。剣をゲットしたぞ」


コケルは、剣に釘付けになった。


「欲しくても、あげへんで」


「違います。ミント王子。

この剣は伝説のエルリック王子のストームブリンガに似ています」


「ストームブリンガって何や。たいそうな名前やな。

わいが、掘りあてたから、わいの物や」


そう言うと、ミント王子は、剣のつかをくわえて、剣を取りだそうとした。


『絶対、無理』と、コケルは心の中で思った。


ミント王子には、剣は抜けなかった。


「この剣。錆びてるやん。ぼろいな」


「違います。ストームブリンガはマスターを選びます。

残念ながらミント王子は、ソードマスターとして選ばれなかったのです」


「なんやねん。そんなら、コケルが抜いてみろ」


コケルも、一生懸命に抜くが、剣はびくともしなかった。


そこに、そのリン姫が現れた。


「おもろそうやな!! うちにも、やらせて~な。

うちな、男でも開けられへん、瓶のフタ、開けた事あるねん」


「エ!!」 ( ̄Д ̄;;


そのリン姫は、二人?の制止を振り切り、

左右の手につかとさやをつかむと、力の限り引っ張った。すると、・・・


次回につづく


次回予告
その2 『選ばれし勇者」


ストームブリンガが、主と決めたのは、誰だ。

いよいよ、冒険の始まりだ。