【あとがき4/8】ホットワインと叶えたい夢 | 林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

作家の林瀬那です。

私が
描いた物語を載せてます。

本棚から本を手にするように
自由に読んで下さい。

よかったら
コメント欄に感想書いてくれると
すごく嬉しいです。

 
 
 
 
 

母の病院からの帰り道

ある雪の降りそうな日

 

「こんな日は早く帰って

ホットワインでも飲もう」

と父が言いました

 

 

その言葉が印象的で

私は

その響きがいいから

私の作品の中に入れたいと

父に言いました

 

 

 

 

こんにちは

作家の林瀬那です

 

今回も

小説「アレス〜爪のない女〜」の

あとがきです

 

 

この後

ネタバレありなので

小説「アレス〜爪のない女〜」本編を

読んでいない方はお控え下さいませ

 

しつこいけど

このあと

だいぶネタバレになるので

真実を知りなくない方は

読まない方がいいかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実在しない世界も

私は作家なので

言葉を綴れば

世界は無限に広がるのです

 

と偉そうに父に話しましたが

きっと忘れてると思います

 

 

 

あったかい暖炉の前で

ホットワインとか飲みたいなあ

と話しをしながら

私は

子供の頃に住んでいた家の

応接間の暖炉を思い出しました

 

 

 

 

2020年の冬

私が実家に帰っていた頃に

父はホットワインを知り

 

以前ドイツにお住まいだった

父の優しいご友人が

東京からドイツのホットワインを

送って下さったので

 

 

毎晩

父とホットワインを飲みながら

売れない画家が

売れる画家になった話しを聞きました

 

 

 

そして

病院に行っては

入院中の母に

ホットワインの話しをしたり

画家の話しを聞いたりしました

 

 

 

なので

小説の中で主人公の草野泉が

画家や両親を思い出す時に

ホットワインを飲みながらに

したかったんです

 

 

アレスの小説は

ホットワインを飲みながら

書いた日もあったので

 

どうしても

ホットワインが必要不可欠でした

 

 

 

 

 

 

それから

「叶えたい夢」について

 

 

私の両親をはじめ

きょうだいや親戚のおばさまや

私の友達や周りの多くの方々が

 

私の作家になりたいという夢を

応援してくれています

 

 

本当にありがたいぐらい

応援してくれていて

 

私は

いつかその想いに応えたいと

心から思っていて

 

私が有名な作家になることが

一番の恩返しになると

思っていたんです

 

 

 

もちろん

今でもそう思っていることは

そうなんですが

 

 

それだけではなくて

私はやはり

私らしく作品を書くことを

軸をブラさずにやるのが

 

応援して下さる方々への感謝かなと

最近

深く思うようになりました

 

 

そして

そんな私の想いを

感謝の意味をこめて

作品の中に入れたいなと思っていたんです

 

 

それと同時に

私のように

なにか夢を追いかけている人を

私は心から応援しているということも

伝えたかったんです

 

そうです

あなたの夢です

 

あなたの

その胸に秘めた願いを

叶えたいんです

 

 

 

 

だから

小説の中で

画家の

しょうちゃんお姉さんの夢を

叶えてあげよう

 

そう思ったんです

 

 

しょうちゃんお姉さんは

実在しない小説の中の登場人物なのに

私は

何度

彼女()のことを考えて泣いたことか

 

 

作品の中にも書きましたが

彼女は

とても可憐で美しい人なんです

 

まっすぐで

純粋で

幼な心に憧れるような

大人の女性で

 

でも

顔はハッキリ見えなくて

 

 

この小説を書いている日々は

彼女の夢を叶えたい

と思う日々でした

 

 

 

あなたの夢が叶うこと

私は

ここから

いつでも

応援しています

 

 

 

 

さて今回はそんな

ホットワインと叶えたい夢についての

お話でした

 

次回は「小説アレスのあとがき」

「爪のない女に込めた想い」の巻で

お逢いしましょう

 

 

 

最後まで読んでくれて

ありがとう

 

あなたの大切な

人生の時間を

共有できていること

心から感謝しています

 

では

またね