猫にぬいぐるみに……
生き物に関心が高い息子のJerry。何しろ幼稚園時代は、毎日のように園庭の隅っこでダンゴ虫を観察していた子だ。ちっちゃな生き物を大事にする感覚が、生まれながらにして備わっている感じである。
そんなJerryがランカウイ島で仲良くなった生き物。
”吾輩は猫である。名まえはまだない。”(夏目漱石)
ホテルに到着した日のことだ。テラスから海を眺めていたJerryが、
「猫の鳴き声がする」
と言って、庭伝いに歩いていったところ、この猫に遭遇したんだそうだ。
ひと目でお互いを気に入ったようだ。猫はJerryの後を必死について歩き、片時もそばを離れようとしない。私には挨拶程度に1回だけ体を摺り寄せただけ。夫には近寄ろうともしない。ひたすらJerryを見て、甘えている……。
そんなJerryがマレーシアを訪れた記念に買ってもらったもの。
このぬいぐるみの正体がわかる人はかなり通だろう。
イギリスのコメディー番組「Mr.Bean(ミスター・ビーン)」の主人公が大事にしているクマ
のぬいぐるみである。左の画像では数字の”1”の後ろにいる。
このぬいぐるみがどうやら今マレーシアで人気があるらしい。クアラ・ルンプール国際空港内の土産物店に大小並べて売られているのを目ざとく見つけたJerry。以前からMr.Beanの大ファンだったのだ。どうしても欲しいという熱意にほだされて、甘い父親が買ってあげた。大きくなったようでいてまだまだお子様のようだ……。