宵闇の詩

宵闇の詩

夜が更けてゆく喜びを、仄暗い言葉にのせて――――

詩を綴ります。
読んでいただけたらうれしいです


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土日も平日も
わたしたちには関係ありません
わたしたちは海に行きました

 

砂浜に腰をおろして
今頃みんな
働いてるんだろうねって
サンドイッチを食べて
オレンジジュースを飲みながら
風に飛んでゆくレシートの行方を
ぼんやりと眺めていました

 

明日はどうしよっか
案外どうにかなるものだよって
それから
海の底にはどんな生き物がいるのか
何歳くらいで死にたいかとか
レンタルビデオの返却日はいつだっけ
とか
あーでもないこーでもないって
話し合って

明日はどうしよっか
小学校のときに行った水族館で
イルカを見ながらごはんを食べよう
イルカのショーで水浸しになろ
そう約束して
わたしたちは浜辺を散歩した

平日の砂浜に
わたしたちの足跡がふらふら続いてゆく
案外どうにかなるもんね
そうでしょ

 

今頃みんな会社で
怒られたり笑ってたり
真剣な顔してたり悲しんでたり
してるんでしょうね
だから
家に帰って裸になって
愛し合いましょ
いつ死ぬとも分からない
ノラ猫みたいに

 

ふつうじゃないよ

ふつうじゃないよね

ふつうじゃなくて

よかったよね

 

オレンジジュースじゃなくて
ビールでも買えばよかったね

 

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