27年後の抜栓 | The world of imagination

27年後の抜栓

来た来たぁ~~~。

ミーハーですっ!!(On Line一回目の入荷では瞬殺で、再入荷でゲット)

まあ、元気や希望を与えてくれる人というのが、21世紀の英雄の形なのでしょうね。今週の「NUMBER」誌には唯一の結婚インタビューが載るので買いたいが、長崎はいつも2日程度遅いので、おそらく今日コンビニで買う。

 

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3年くらい前に、ソムリエールさんのご実家の酒屋が高齢で閉業するということで、ワインセラーの物色をさせてさせてくれまして、何本か閉店特価で買いましたが、その中の一本を正月のお屠蘇で。

 

ルイ・ラトゥール、

バタール・モンラッシェ、1996。

よりによってPMO全盛の年の白だが、さて、どうか(まあ記事にしているくらいですんで、見る通り色は濃い目ではありますが(まあ27年経っとるからね)良い結果でした)

コルクは完璧で、抜栓もスムースに済んだ。
色は濃いが、鈍くはなく、きらめいている。香ると、最初のアタックでは微かに紹興酒は入ってはいるのだがしかし新鮮な酸も香っていて、どっちが勝つかまだ分からない。
口の中で攪拌すると、ふわっと、PMの上級な者のミネラル香りを見つけることができるし、全然ユルくなく、ハズレによくある水っぽさも全然見られない。
これは、寄り添って飲んでいく価値がありそう。続けよう。

と、こうして書いている間に、また香ると、徐々に霧が晴れていく感覚が見つかる。
覚醒した、、、かもしれない。

アピシウスでルフレーブの上級&長期熟成をこの10年で3本飲んだが、その際に感じる香りに、少しふっと触れているような香りで、あの室内を思い出すかのような。
とにかく酸がしっかりしている。舌にアロマといい意味での甘み(旨味由来の方向のやつだ)を感じる。続けよう。
再度口の中で攪拌していくと、舌の両側で、旨味のじわじわが広がっていく。

ネットではこうある(フィラデスのHP):
https://firadis.net/column_pro/201602_2/
PMOが発生しなかった生産者のワインの特徴としては、いわゆるクラシカルなスタイルで酸が高いという傾向も見られました。


二杯目を注ぐ。香りはもう、おそらくブラインドだと全く問題ない。霧は去りつつある。
あ~、旨味としての甘みが出てきて(皆さんが良く言われるクレームブリュレを想起した)ミネラル及び酸と一緒になって贅沢感が上がってくる~あ~香りでくらっと、いま、した。
佳き白を飲んだ時のイメージだ。

あ~、はやり、酸っぱさ一歩手前位の、この酸が、ワインを守ってくれていると感じてしまう。
三杯目。ここは安定的。
四杯目。ふわぁっと香りが経ってくる。香水感を感じる。喉の奥での酸度の高さは素晴らしい。あー、もう全くの健康なワインとなって覚醒した。。ボトルでゆっくり飲まないと全くわからない世界だ。。

五杯目。あ~旨味の塊だ。。出汁を飲んでいるかのような。酸もミネラルも強靭で、あ~と、美味いものを飲んだ時の感じになる。
以降、安定した状態で舌鼓を打つ時間。。。

(↓ちょうど、200周年だったってことですね)

1.5H、ほぼ半分。旨味全開でええわ。。。
2H超えて、2/3を超えてナッツの香りトースト香がボリュームよく広がっていき、熟成シャンパーニュの香りと軌を一にしていく。。
これもまた理屈通り。。
もうすぐ3Hで残りあと2杯。。ずっといい感じだ。このまま終われればいい。。。
3時間ちょっとすぎ、あ~、最後こそが一番、アロマティックで、しっかりした酸で、
きれいな味わいだった。。。ありがとう、27年間。

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今年初の海鮮屋さん。

突き出しは白和えで、やさしい味わい。寒い場所からお店には行ってきての一品。

しめ鯖、だが、極力軽く締めてあるので、味わいはほぼ生鯖。ああ、うまい。生カラスミに包まれて。

伊佐木も、こういい感じに。にら醤油とミョウガがとても合う。

キンメダイのアブリとその肝。もう最高です。

定番ワイン一本飲んでる合間に写楽も。

鱈の白子の炙り。

既にもう蛍烏賊が!!菜の花と蛍烏賊の春巻き。

おそらく松浦のアジフライ。このあとの白飯と定食的に。

一合、きました。

対馬アナゴの、煮穴子うめ~。白飯と一緒にうめ~。

太陽卵と出汁醤油のTKG。

おいしゅうございました~!既にもう一回訪問済です~!

ジャパネットホテルが開業するとまた海鮮も取り合いになるが、豊洲や福岡に流れる率が少しでも減って長崎県内で消費量が増えてほしい。

 

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締めで、

フーリエ、ブルゴーニュ、V.V.、2021.

D.ルレーブとフーリエのブル裾は、引退しても毎年飲みたいなぁ(高騰レベル次第)。

安定のブル。既にのど越し旨い。あー安心できる。
やはりこういうのを確保していこう。。あまり高騰はしてないし。。。あーおいしい。すきとおっていてアロマも広がっていて、全くユルくも甘くもない。
あー、1Hでさらに広がってくる。美味さが。。

途中で強い心房細動が出て、すぐ止まらず、1/3強まで飲んだところで、一日目はいったん終了(薬飲んで、一時間後にちゃんと止まりました)
2日目は外で飲んだのでskip。
3日目。
引き続き美味しい。安定している、やや、線は細くなったけどミネラリーな硬質感はきちんとある。もう十分だ~~~~

 

買いブドウがわずか入っているからということで、ドメーヌ・フーリエではなく、ジャン・マリー・フーリエ名義のネゴスだけど、それゆえに高騰しないということもあるのかも。もしそうならずっと買ブドウも混ぜ続けてくれ~~。

 

 

 

 

今日は静かな地元フレンチへ。