グランブッシア、ブログの意義、尾の身。
ま、どんなtoolでも、その人がどう使うかで意味は違ってきますが、私の場合、完全に、ブログをやっていてよかったと思いますね。
過去を、その時の気持ちで書いた文章が残っているっていうのは、こういう媒体がなかったら、絶対やってなかったから。
この記事もそういう関係。
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週末に、アルド・コンテルノのジェネリック版でランゲDOCを飲みました。リーデルのエクストリームのこのグラスいいね~。
30台は超級の作り手の超級のキュベを飲んできたが、これからは、作り手はもうよく知っているから、そうした作り手がより手ごろな価格で作ったものを愉しむという枠組みを作るのだ。
(↑平民だからね!!)
最初は、ぎっしりしたタンニンだが、向こうに、スモーキーな香りも来て、お値段以上の上質さを感じる。
さらに続く杯で、複雑で肉質の強いネッビオーロの特質が舌を包み込んで豪華さを感じる。
ボディは骨格があり、イチゴの香りもきて、おおむね期待通りのかたちを備え始める。
舌の両側で感じる酸は複雑で、うまみが強い。
250ml超えたところで、(一時間弱のところで)、溜まった香りは芳醇な肉系のスープを感じさせる。
酵母香も~~もわ~
ま、あとは家飲みなのでだらだらと。
ところで、、、、
アルド・コンテルノの最上級キュベはもちろん、バローロ・グラン・ブッシアだ。30歳になったころにはすでに存在は知っていたし、
時折行っていた神戸のオステリア・エノテカ・デル・ジュンジーノのリストにもあるのも知っていた。けれどこのワインは容易に開けるべきではないと勝手に思って、時が過ぎた。
2008年に、あるキレた高揚した気持ちになって、仙台に行ってその帰りに、トランジットで伊丹空港に降りた時に大阪に一泊することにして、北浜のポンテベッキオ本店に行ってしまうという散財の日があった。
その時、、、飲んじゃったんだよね~~~。グランブッシア。
もう、このすばらしいガーネットでその素晴らしさはわかろうというものだ。
もちろん、空瓶は家にとってある。裏面だ。
ブログ開始後だったから僕はこの時の事も記事にしているけれども、改めて見たら、もう、赤面ものでこっぱずかしい内容満載の為、ここでは具体的な日付は書きませんが、
自分のなかでは、やはり、気持の揺れ動きを書き続けてよかったと、思うのです。
さて
上級作り手の平民用ワインシリーズ、次にポチッとしたのは、エリオ・アルターレのバルベーラ・ダルバだ~。
ちなみに、この時の散財ですが、当時は、やりすぎたかな、、とも思ったのですけど、結局、その後一度もポンテベッキオ本店には行く機会もなく、グランブッシアもタイミング(心の)もなかった。
今、当時の記事を見てわかる。だから、機会があるときは、逃してはいけないのだ。
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土曜日に長崎駅に行くと、特別列車が。スィーツ列車。発車直前にて車内がちらっと見えたけどすんごいバブリー。お客さん楽しそう。
レッドカーペットですがな!!
顔が移るので切ってますが、右に、車掌さんが出迎えで待っています。
JR九州、こういう企画物は素晴らしいんだが、、、普通の特急が大半が数分遅れが普通というのは何とかならんものか。。。もう慣れたけど。。。
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平日の火曜日、ストレスフルな会議があって、そのせいで平日だがバーに行った(という言い訳)。
軽く飲んで帰るとつもりであった。
マスターが、「これ、あちらのお客さんのおもちになったものです」と、ご相伴にあずかる。
ヒラマサの肝だ!!
このバーは客層が良くて、よく客が自分の良く理解しているお土産を持ってくる。そしてマスターはカウンターの客にもふるまう。この店で、たくさん、長崎の美味しいものを、しったのだ。
すると、そのお客さんは、この市でもっとも魚がうまいおさかな屋さんの方であった。熱く、肝の掃除や漬けの仕方を語ってくれた。うめぇ~~。
ささ、一緒に日本酒も飲みましょう、と、私からは、マスターとそのお客さんに一合づつ。
更に!!こんな素晴らしいものが!!
く●らの尾の身~~~!!!(店内はダウンライトしているので、スポットライトにあてて撮影)
ここ、これ、僕は、15年ほど前に、三重県津市にある専門の和食やさんでくって以来である!!
旨い~~。とろける~~、そして全くもたれない~~。同じ三重県でいえば、柿安の最上級の座敷の店で食った松坂牛のすき焼きより旨い~~(<--僕的に、ですが)。
お客さん、えらく喜んでくれていた。「もっといいのがあるんですよ、ぜひ、ぜひ、それもたべていただきたい。。」
そして、なんども、「持ってきてよかった。。。わかる方に、食べてほしいのです。。」と、なんどもなんども言われていた。ま、こっちは、単に旨い美味いと言っていただけなんですが。。
固く握手をして、今度、シャンパンとこうした最上の魚との会をしましょうと提案して、辞去。
毎日、二度と無い、出会い。


