株とは、下がるもの | The world of imagination

株とは、下がるもの

8週だか16週だか連続で日経平均が下がって、これは20年ぶりだというので、3年ぶりに超長期トレンドを自分用にプロットしてみました(2009年に一度記事にしています)。
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あっぱれというしかない下がりっぷりであります(赤は年間で上がった額、黒は年間で下がった額)。


1989年以降、長期的にはさがりっぱなしです。そこから、23年。。。。


今23歳といえば大卒の新人ですが、その年より若い人は、株とは下がるものなので、なんでそんなものに投資するのかさっぱり判らないはずです。


長期投資をうたってちょうど上がり気味の2002年くらいに始まったさわかみファンドも、

けっきょく、

2007年に日経平均と同じ上昇をしたあと、日経平均と同じように下がって、もう12年くらいたっているのに総利益わずか2%。

それで一喜一憂するくらいなら大口長期定期預金の方がマシ。

面白いのは、最近の定期レポートでは、投資先の企業のお仕事の紹介がメインになっていて、いつのまにか、日本を助けようプロジェクトみたいになっているのが面白い。


もはや、投資ではない。。。


それでも、投資の世界で仕事をしている人はもう抜けられないので、価値がないとわかっていても、なんとかして自分の生活費を、他人に投資させて手数量で儲けるしかないから、あの手この手で投資させる。


資本主義の牙城、アメリカでさえ、あのFACEBOOKの株価凋落が象徴的に見える。

・投資銀行の傲慢さで売り出し価格を上げすぎてむしろ売れなくなって値段が下がった。

・ミリ秒売買とカラ売りの投機がそこに入って更に下がる。

そして、優等生の投資銀行でさえ、性懲りも無くデリバティブで200000000ドルを失う。


  ★


こんな経済で年金運用しているのだから、当てに出来ないことは明らかですが、かといって、貯金に血眼になるのも、日々の生活の充実を完全に犠牲にするような姿は選びたくないしね~。


そこのバランスが、難しい。


そして、思うのは、じゃあ、既得権益に守られた会社で社会を不幸にして自分達だけウハウハの退職金と天下りをもらう人生(今もニュースに毎日出てくる会社が例ですが)がよかったかというと、

それは、限りなく拒否だ。


自分が誇りを持てる仕事をして、今の生活も今を可能な範囲で享受し、人生の秋用の貯金とのバランスを考えていく、それでいい。


  ★


そうした場合、人と比較しての生活は辛すぎるので、人はどうあれ、自分は一貫した歩みを持っていると感じることが出来れば。


普通は、子供の成長がそれであったり、趣味がそれであったり、するだろう。それぞれ、素敵なことですね。


僕は、おそらく、蔵書を全て読みきって死す、ということに、意味を見出しているだろう。


という、気持ちを、自分に納得させるように、本棚の一部を、載せてみる。


哲学、国際紛争、歴史。
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予約出版の全集は、買える時に買って、引退後に読む。
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文学まわり。ここは主に西洋文学で、日本文学は別の棚。
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心理学、自然科学、社会の雑多な本。この辺は、古い本が多い。
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とりあえず、今年も一台、本棚を買い足さねば。



九州の室内は、エアコン無しでは、もうすぐ30度。