映画「レイジング・ファイア」 | ソンブーンのブログ

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2024年2月12日(月)

 

映画専門チャンネルのムービープラスで放映を録画しておいて観ました。

2021年の香港・中国合作のアクション映画。ベニー・チャン監督最後の作品。ドニー・イエンとニコライ・ツィー主演。

中国では大ヒットした作品。

僕の本作品の評価は5点満点で3.7です。

 

ストーリー(ウィキペディアより)

香港警察は、長年追いかけてきたベトナムマフィアと、香港マフィア・ウォンの薬物大量取引の現場を抑えるべく、イウ警部(レイ・ロイ)をリーダーとする捜査チームが極秘に現場に乗り込んだ。そこに仮面を被った謎の5人組が突然現れ、ベトナムマフィアとウォン、そしてイウ警部を含む香港警察チームの多数を銃器を用いて惨殺する。謎の5人組は薬物を横取りし、香港・茶果嶺(チャークオレン)[注釈 1]のマフィアのボスであるマンクワイ(ベン・ラム)に売り渡す。

香港警察上層部の政治的圧力で今回の麻薬捜査から外されたボン(ドニー・イェン)は、この事件の背後に警察の後輩だったンゴウ(ニコラス・ツェー)が関与している可能性に気づく。ボンは茶果嶺にあるマンクワイたちのアジトで捜索を行うが、激しい格闘になる。下水道に逃亡したマンクワイは地上に這い上がって走り出すが、路上で5人組のメンバーの1名が運転する車に撥ねられ絶命。ボンは、ンゴウたちへの重要な手がかりを失ってしまう。

時を遡ること4年前。香港大手銀行の会長フォック(サミュエル・クオック・フン)の誘拐事件が発生した。香港警察のシートウ副総監(ベン・ユエン)は、資産家のフォックの救出を優先するため、拷問を使っても構わないとンゴウたちに指示。ンゴウたち5人の警官は上層部の指示に従って容疑者に港で激しい拷問を加え、フォックの居場所を割り出した結果、フォックは無事救出された。ンゴウの先輩であるボンは遅れて現場に到着したが、容疑者は既に死んでいた。ボンは過激な拷問で容疑者を死に至らしめたンゴウを現場で責めるが、ンゴウはあくまでも上層部の指示に従っただけだと言い張った。

その後、ンゴウたち5人の警官は傷害致死容疑で香港警察に逮捕される。シートウ副総監は捜査に拷問を用いても構わないと指示したことを法廷で否定し、ボンもンゴウたちの暴行を目撃したことを証言したため、ンゴウたち5人の警官は有罪となり、刑務所に収監される。

上層部の指示に従ったにもかかわらず犯罪者にされ、人生を滅茶苦茶にされたンゴウたち5人の元警官は香港警察とフォックへの復讐を誓い、出所後に凶悪な強盗団を結成した。これが、冒頭の事件の全容であった。

その後、ンゴウたちは香港警察を挑発するかのように、証拠がないにもかかわらずわざと出頭する。かつては警察の先輩だったボンがンゴウの取り調べに当たるが、香港警察の規定では証拠がない場合は出頭後48時間で釈放せざるを得ないため、ンゴウは警察から堂々と出所してしまう。

今度はボンが警察上層部から責任を問われることになったが、状況を察した香港警察警視監のロック(サイモン・ヤム)は、自らの「体調不良」を理由に、わざとボンの処分判定を24時間延期。ボンの捜査現場への復帰を認める。

「復讐の鬼」と化したンゴウは、さらなる暴走を始める。ンゴウたちは副総監シートウの首に脈拍と連動する爆弾を巻きつけ、拳銃を持たせた上でボンの妻(チン・ラン)が講師を務めるバレエスクールを襲撃させる。結局、シートウは香港警察により射殺されてしまう。

さらに、ンゴウはマフィアのウィン(ケン・ロー)に取引を持ちかけるも、破談後に何のちゅうちょもなくウィンを射殺。そして、現場に偽の襲撃計画が記録されたUSBメモリを放置して香港警察にわたるように仕向けた。香港警察はンゴウの偽データに騙されて別の銀行の警戒に当たる中、ンゴウたちのグループはフォックが経営する銀行を堂々と襲撃。フォックの銀行から金庫から多額の現金を奪った上、フォックを射殺する。

自らの人生を破滅させたシートウ副総監とフォックに復讐を果たしたンゴウの最後のターゲットは、警察の先輩でもあるボンであった。

香港の街中で見境なく銃火器[注釈 2]を平然とぶっ放し、手榴弾を投げつけて多数の善良な香港市民を死傷させる冷酷非道で凶悪なンゴウたちの暴走を止めるべく、正義感あふれる警官ボンの壮絶な死闘が始まる。