2024年1月15日(月)
小田原・湯河原への電車の中で読み切ってしまいました。主人公は14歳で5歳の女児を切り刻み、肉片を郵便ポスト等に配置したという残忍な殺人者で、少年院にいる間に司法試験合格して弁護士になったという御子柴礼司。
法廷小説としてはとても良くできた作品でしたが、主人公の設定があまりにもリアリティが無さ過ぎるという感想を抱きました。
2019年11月、講談社文庫。377ページ。
作品紹介(講談社のサイトより)
報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。梓の依頼は、旦那殺しの容疑で逮捕されたという母・郁美の弁護だ。悪名高き<死体配達人>が実母を担当すると聞き動揺する検察側。母子二代に渡る殺人の系譜は存在するのか?