皆さん、こんにちわお願いSonataですピンクハート

ご訪問ありがとうございます!

 

 

今日のブログは、いつもと違った趣旨で書きます。

 

 

 

森瑤子さんという女流作家さんをご存知ですか?

27年も前に亡くなったので、若い方はご存じないかもしれません。

 

以下、森瑤子 ウィキペディア から一部引用します。

 

 

森 瑤子
誕生 1940年11月4日
静岡県伊東市
死没 1993年7月6日(52歳没)
東京都多摩市
職業 小説家エッセイスト
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 東京藝術大学器楽科卒業
活動期間 1978年 - 1993年
ジャンル 恋愛小説
代表作 『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』
スカーレット
主な受賞歴 すばる文学賞(1978年)
デビュー作 『情事』
子供 ヘザー・ブラッキン・村井(長女)
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

森瑤子(もり ようこ、1940年11月4日 - 1993年7月6日) は、1980年代に活躍した日本小説家

本名、伊藤雅代。静岡県伊東市出身。37歳でデビューしてから52歳で没するまでの短い活動期間に、

小説エッセイ翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品は20回以上テレビドラマ化されている。

 

 

 

 

私にとっての森瑤子さんは、

大都会東京に住んで、イギリス人の夫を持って←なんか、カッコいい口笛

オシャレな小説を書いている別世界の人だった。

(当時の私は田舎に住む、垢抜けない中学生だったと思う)

 

 

 

ところが、いつの間にか私は彼女の世界に近づいていた……のかもしれない。

 

 

 

 都心部に住み

書く事を生業の一部とし(彼女みたいに稼いでないけどチュー)

 

 

 

精神的にも経済的にも

なぜか私におんぶに抱っこの年上の夫にうんざりして

私は約20年間の結婚生活に終止符を打った。

(彼女の旦那も頼りなかったみたいだが、離婚する事なく終わった)

 

 

 

 

 

この本「女さかりの痛み」を友人から紹介された時、

 

 

 

タイトルを聞いた瞬間、

 

 

 

読みたい。

読まなくてはいけない。

 

 

 

と強く思った。

 

 

なぜか?

読んでみてわかった。

 

 

 

「痛み」という章に、

彼女の9歳になる末娘が夜驚症に悩まされて

カウンセリングに行く件がある。

 

 

 

何が原因かよくわからないが

カウンセリングをするうちに段々、

娘と母親(森瑤子)と完全に安定した人間関係を結べていないのではないか?

 

 

という方向性が出た。

 

 

 

 

言い換えれば、母親である森瑤子が、十分に娘を愛してやること

それを実際の体験の中で示してやることをしていなかったのではないか?

 

 

という事に気がつき、彼女は驚愕する。

(以下、本より引用)

 

 

 

わかりました先生、悪いのは私なんです。

 

私はどういう風にあの子たちを愛してやったらいいのか、わからないんです。

なぜなら、私自身も母親から抱きしめてもらったことも、

関心を持って話しかけてもらったことも、

愛されていると感じたこともなかったんですもの。

 

自分が与えられなかったものを、

どうして人に与えられます?

 

そのことについて知らないものを、

どうやって自分のことに

知らせてあげられるんです?

 

 

彼女は10歳以上も年下のカウンセラーに、こうやってほとんど叫ぶように訴えたのだ。

 

 

 

彼女の心の痛みは、それだけに止まらない。

 

 

「女さかりの痛み」について、色々な体験談をエッセイとしてまとめた本だ。

 

この本が書かれた当時の女さかりとは

女性の、心身ともに成熟して最も美しい年ごろで

彼女が35歳ー40歳くらいのエッセイだ。

 

 

 

 

アラフィフの私が、女さかりの痛みを感じると言えば

片腹痛いと思われるかもしれない。

 

 

 

 

けれど、まさしく私は日々痛みに耐えている。

 

(長くなったので続く)