こんにちは、えこぴよです。
水と空気と安全は無料ではありません。特に非常時には貴重なものとなります。逆に言えば、これらの安定供給が受けられなくなった時を、非常時と呼びます。そんな大切なライフラインの一つである、水道に切り込んだ書籍を紹介します。
本書の紹介(「BOOK」データベースより)
『日本の水道行政のしくみと、構造的にかかえる問題点を、10年におよぶ取材で明らかにした。11兆円におよぶ借金残高をかかえ、破綻しつつある全国各地の水道事業、その膨らみつづける借金と、今後、家計を直撃する水道料金のしくみを、ていねいに解説。わかりにくい「水道破綻」問題の全体像に迫る待望のリポート。』
本書の内容
水道事業の技術的な側面ではなく、経営的・財政的な側面から詳しくまとめられているのが本書。地方と都市部での料金格差の理由、ダム建設にかかった費用が利用者に押しつけられる仕組みなどが細かく書かれています。
重要なライフラインの1つである水道にフォーカスを当ててはいるものの、防災的な内容は一切含まれておらず、備えるという意味で役に立つ本ではありません。ただし、細かいレポート内容の割に文章はとても読みやすく、平時に読む読み物としてはおすすめです。
本書を読んでの感想
「蛇口をひねれば水が出るのは当たり前」で、「湯水のように」という例えになるほどにふんだんな水資源に恵まれている日本で生活をし、実際に蛇口をひねっている一市民としては、この本の内容が興味深いものに感じられます。
当たり前の裏側に隠された事実は、よくニュースでみる「どうせ政治家のやることだから」的な部分ばかりで、あきれてしまう内容が多いですが、水道というものがあまりに生活に密着している以上、知識として知っておいて損はありません。
特に、普段家計を管理しているような方や、水道光熱費の高さに納得がいかない方には、ぜひおすすめしたい一冊といえます。
お勧め度(MAX★5)
実用性 ★
読み物 ★★★
その他 水道料金の値上げが許せない方には、★★★★★
編著者 保屋野 初子
定価 1500円(税別)
PAGE 全207ページ(実測)
第一刷 1998年11月25日
発行者 土井 二郎
発行所 築地書館株式会社
ISBN-10 4-8067-5566-4
ISBN-13 978-4806755661
以上
