妊娠・出産・育児の世界に出回るトンデモ情報や偏見を見つけては斬り続けてますが、今日はこれ。

「紙オムツの高分子ポリマーが赤ちゃんの熱を奪うので、女の子の子宮や卵巣が冷えないように布オムツを使うべし」

いや、股にあてるものの素材が布だろうと高分子ポリマーだろうとオーガニックコットンだろうと、内性器(子宮・卵巣)が冷えたりしません。
(股に冷たいものをあてると体表が冷えたり、鼠径部の太い血管を冷やすと体温が下がったりすることは考えられます)

はい、一瞬で終了。

この種類のトンデモは、経皮毒(市販のシャンプーを使うとケミカルな物質が皮膚から吸収されて、出産の時に羊水が泡立ったりシャンプーの匂いがするという大嘘)がらみの布ナプキンビジネスから派生しているようです。

「ケミカルナプキンの高分子ポリマーが皮膚から吸収されて婦人病を起こす」

「ケミカルナプキンの高分子ポリマーが子宮を冷やして生殖機能を奪う」

はい、どれも嘘です。

布ナプキンは布ナプキンで長所があるのにこんな商売目的のトンデモ理論(?)のせいでトンデモの代表になってしまっています。

それが今度は子どもの健康を願う親たちの不安を煽る「紙オムツ有毒商法」に派生・・

いや、布オムツで育児したい人はそうしてもいいんですよ。変な言説を信じたりしてるんじゃなければ。

でも、保育園だとまずまちがいなく紙オムツで、「この子の子宮が冷えるんでうちの子だけ布でおねがいします!」とか無理ですからね。(保育園の中でブラックリスト入りするでしょうけど)

(ちなみに知人はやっと入れた保育園が「布オムツ万歳」らしく、毎日汚れたオムツを持って帰らされるんですって。ノロとか感染症が一瞬で蔓延しそう・・。働く親に無駄な労力をかけさせて何がしたいんだ・・)

というわけで、紙オムツで女の子の子宮が冷えたりはしませんので、安心して使ってください。

ほんまどこに通報したらいいのか・・
消費者庁?


追記:一部「ケミカルナプキン」と表記するところを「布ナプキン」と表記していましたので訂正しました。