家族旅行
こんな暑い夏は初めて!
と昨年も思ったのに、今年は更に暑い!暑すぎる!!
春に行くはずだった家族旅行は、私がアキレス腱を痛めて中止…
仕切り直しで
夏旅行となりました。
「行きたいところリスト」の中から、岐阜県の「養老天命反転地」が目に入った。
そうだ、岐阜に行こう
そうだ、鵜飼を観よう
計画をしたのは、私が歩けるようになってから。
夏の暑さを、まだ思い出していなかった
岐阜県は毎年、最高気温を更新する天気予報の常連だったのに、すっかり忘れていた自分を今回は褒めてあげよう
新幹線で名古屋を経由して岐阜県へ向かった。
1泊目は、関善光寺の宿坊 カフェ茶房宋休
2泊目は、長良川温泉 十八楼
今回は、十八楼の鵜飼観覧プランの屋形船へ
屋形船の船頭さんが、始まるまで色々と鵜飼について話してくれます。
鵜を操る鵜匠さんたちは国家公務員で宮内庁の管轄で、長男しか継ぐことはできないのだそうです。昔は30件以上あった鵜匠さんも長男がいないとその家は途絶えてしまい、現在では6件ほどになってしまったそうです。少しショックでした…伝承されていくものは厳格な決まりごとがあるとは思いますが、現代ではこういうところにも考えを変化が必要になってくるのかも…
鵜匠さんたちは10~12本の縄で鵜を操ります。片手に縄を握り、もう片方で篝火に薪をくべながら鵜が動きやすいように縄を持ち替えます。鵜の首は縄で縛られていますが、飲み込んだアユは大きいと喉に残り、小さいとそのまま鵜のお腹に入っていく強さで縄を縛ってあるのだそうです。
鵜匠さんが船の縁をたたく音で驚いたアユが、篝火で光ったところを鵜がゴックンとするそうです。アユと鵜匠さんとの見事な連携です。鵜は水に潜ると目が魚眼レンズのようになり視力は5.0!!驚きです ちなみに、鵜匠さんの船が近づくと、篝火の熱さを感じます。鵜飼の最後には篝火を川に沈めます。ジョンッ!!と大きな音がして湯気が立ちます。近くで見ると迫力です
今回は風が強いので「狩り下り」で見ることができませんでしたが、「付け見せ」と「総がらみ」で楽しむことができました。「狩り下り」は鵜匠さんの船に屋形船を並走させること。私たちは「付け見せ」岸近くに船を付けて鵜匠さん全員の船が順番に川を下りながらの鵜飼を見ることができました。これもまた贅沢ですね
屋形船で川風を感じながら見ていたら、昼間の暑さが噓のようでした。昔の人は厳しい季節も上手に楽しんでいたんですね
長良川の透明度は素晴らしいです!
ホテルの窓から見下ろしても、川の底まで見えます。
この美しさをいつまでも残して欲しいです。