今日は長くなってしまいます星

 

私がブログを書くようになったのは

たとえ一緒にいた時間は短くても、

私や家族の人生を変えてくれる存在になった

愛しいメイが生きた証を残したいという気持ちから、そして

 

今もどこかでこのFIPと闘う猫ちゃんのご家族がいらっしゃって

 

何が原因なのか

自分がいけなのかもしれない

どうしたら治るのか

 

と情報を必死に探していると思っているからです。

 

私も2月にメイが食欲がなくて体温熱めかな?

連れて行った病院で

いきなり安楽死選択もあると言われて

どうしたらいいかわからなくて藁をもすがる思いでした。

 

必死で検索してでもよくわからなくて、周りに聞いても誰もわからない

 

とにかくこの病気が根治できる方法が見つかるまで

少しでも情報共有したいと思っています。

 

そんな中で子猫の預かり活動をしているゆんゆんさんという方から

子猫ちゃんが同じ ”メイ” という名前で

さらにFIPの所見があるという相談のメールを頂きました。

 

まだ子猫の小さなメイちゃんは一緒に保護された4匹の兄弟と

(残念ながら、兄弟で一番小さかったサンちゃんは

 お空に帰ってしまいました・・・)

一緒にご家族達と健やかなワンニャン先輩と

楽しく遊んで暮らしていました。

 

ある時メイちゃんの元気がないとママさんが感じて、獣医さんに

連れて行くと腹水がたまっている事が判明し、ウエットタイプの

FIPと診断されました。

 

保護活動ではじめたけど、みんなが離れて暮らすのはかわいそう、

あまりにかわいくて手放せなくてみんな引き取ることにした優しいママさんに

甘えて、家族にかわいがってもらって、兄弟仲良く過ごしていました。

 

そうして子猫のメイちゃんは最後までがんばったけど・・・

先週、兄弟のサンちゃんとうちのメイが待っている

お空に帰っていきました。

 

かわいいメイちゃん、うちのちょっとメタボなメイ兄ちゃんが

迎えに行くから、サンちゃんのところに連れて行ってもらってね ヒマラヤン寝そべり

 

4匹兄弟だったのにたてつづけに2匹がお空に帰ってしまい

いつもご飯の時間に最初にきて最後まで食べてる食いしん坊

食欲旺盛なプリンちゃん、の元気がない事にママさんは気づきました。

 

食べ過ぎてお腹いっぱいって思ってたポッコリお腹に・・・

腹水がたまっていると病院で診断されました。

 

食いしん坊で元気いっぱいのプリンちゃんまでFIP?

 

信じたくありません。

 

そしてプリンちゃんの看病をはじめたママさんは

また気づいたのです、大きくて一番元気なソックスくんの

元気がない、って・・・

 

こんな事があるはずがないって誰もが思うはず。

ソックスくんもまた腹水が溜まっている、と診断されました。

 

神様はいない、って思ってしまいました。

 

私自身メイ1匹でもあんなに辛かったのに、

兄弟みんながこの病気だなんて・・・

そしてこの子達のお母さん猫が生んだ子猫は

他にもFIPの子がいたそうです。

 

ストレスや突然変異が原因とは思えません。

 

メイちゃん達の主治医さんは遺伝的に

悪い株のコロナウイルスを持っていて

このような結果が起きているんだろう、と話していたそうです。

 

そして一度でもFIPの子を産んだ猫はもう

次に産ませてはいけないし、

キャッテリーでも繁殖してはいけない、と。

 

こんなに短期間で兄弟みんなが発症しているという事は・・・

やっぱり唾液や排泄物を通じて、引き起こされてるの

かな。

 

遺伝的に悪いコロナウイルスを保有している個体が

すでに発症している他の猫からうつってしまうという事?

 

でもおうちにいる先住猫ちゃんに問題はないようですし

うちのメイも、他のブロガーさんも1匹飼いで

発症してしまったし・・・

 

こんなに短期間で急激に最悪の事態まで

引き起こす原因を予防さえできたらどんなにいいか。

 

例えば病気だけど、ハンディキャップはあるけど

その子を介護しつつ生きていられる病気なら、もっと

向き合えるかもしれません、でも

いきなり目隠し状態で、バンジージャンプで垂直に落下させられる

FIPはこういう病気です。

 

ちなみに一般的に多いと言われている純血種のオスではないけど

子猫のメイちゃん達、4匹とも男の子です。

 

性別は関係あるのかな?

 

情報量の少なさから混乱することも多いです。

私が読んだのは、生後まもなくの初乳をしっかりと

取れていないから、弱くなってFIPになる、というもの。

 

でもある人はおっぱいでコロナに感染するから

すぐに隔離する必要がある、と言っていたり、

言っている事が正反対だし、何が正解かわからないんですよね。

 

今はメイのDNAサンプルを提出しようとしていた

FIP研究を50年続けているアメリカの名門大学

UC DAVISの研究所が最先端だと思っています。

 

現在、長期間にわたってFIPの猫ちゃんを今までにない数

一度に70匹を研究している最中です。

 

標準的に使われているインターフェロンは

発症を防ぐのに効果はあると思いますが、

発症してしまってからは免疫の攻撃性を高める可能性がある

かもしれません。

免疫を活性化させる=コロナも活性化する

 

私が勧められたPIというFIPに効果があるという薬で

通院していたFIPの子が6か月以上生存したと最初の獣医さんは

言っていましたが自分で調べたところ、UC DAVISでは

PIは正式に効果は認められないと発表していました。

 

UC DAVISの発表はこちら 

 

私が一筋の希望として与えていた シクロスポリン(アトピカ) は

免疫抑制剤でコロナの動きを抑えます。

同時に健康な免疫も抑制するので諸刃の剣ですが・・・

メイの肉芽腫にはとても効果がありました。

太い動脈に絡みついてできていた肉芽腫ひとつを残して

消失が認められ、動脈部分の肉芽腫も3分の1以下に

なりました。

 

ただ個人的な感想としてシクロスポリン(アトピカ)は

肉芽腫には効きますが

FIPに対しては効果はあまり感じられませんでした。

= 進行を止められなかった。

(あと超絶苦いとの事なので、粉末や薬の原液は猫ちゃんの

 負担になります。大きくてもつるっと飲ませやすいカプセル

 推奨します。)


そして現在、FIPという病気そのものに対して、効果らしきものがあると

言われているのは(臨床データはありませんが)

抗マラリア薬のクロロキンです。

 

この薬がFIPの進行を抑える、かもしれないそうです。

コロナウイルスの増殖を抑える効果があると。

ただ個人で投与は出来ないし、個体に対して投与する処方量が

とても難しいので、北里研究所や専門の病院に

問い合わせが必要です。

 

北里大学獣医学部はこちら 

 

こうして絶望しかないと思うかもしれませんが、

UC DAVISのCAT HEALTHページが更新されていました!!

 

FIP治療に新たな希望 

 

研究者の共同研究グループ
カンザス州UC Davis州立大学とウィチタ州立大学が

FIPの進行を妨げたと報告した。
臨床試験では初めての事で
『 これは獣医学における最初の試みとなります。
 HIV-AIDSで使用されているような最新の抗ウイルス薬

 技術を使用して致命的な全身性ウイルス疾患を攻撃する
 ヒトにおけるC型肝炎の治療に使用されているような治療方法を

 発見していくリードする。うまくいけば、これが治療薬を完成するための

 最初のステップです。』
研究者達は、広範抗ウイルス活性を有する化合物を

開発することに集中しており、最近
彼らの研究化合物の1つがこのFIP疾患の進行を止め、

臨床的FIPでネコに与えた際に回復したと報告されました。

 

ちょっとぐだぐだの翻訳ですみません。

 

まだ何が原因でどんな薬が効いているのか

記載がないのでわからないですが、

正式なアナウンスメントで 新たな希望、とまで

書いているので、きっといい結果です!!

 

 

早く

早く

試してほしい・・・

私が大金持ちなら、空輸してもらうのに・・・

 

これで苦しむ猫ちゃん、悲しむ家族が少しでも

減りますように。

 

 

メイ、助けてあげられなくてごめんね。

あと1年くらい遅ければ違っていたかもしれないね・・・

ダメなママでごめんね。

 

お空でみんなで仲良く遊んでいてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの文章はすべて個人の考えに基づいていますので

専門家ではありませんので、ご了承ください。

 

転載はご遠慮ください。