あがり症、社会不安障害を解決してから数年経った。

今はもうあがり症も社会不安も起きていないので、安心して欲しい!

 

かつての悪夢がまさに夢のようで、全く無縁の生活を過ごせている。

それはすべて岩波さんの脳覚醒技術のおかげで、セロトニン不足でノルアドレナリン過剰分泌人間だった俺の脳は文字通りドラマティックに改善できた。

 

岩波さんのプログラム卒業後、自分の足で立たねばならなくなったけれど、積極的に発言を求められる会議でも大きなプレゼンテーションの場でも堂々とできるようになった。

重役連中を前にしても、社長を前にしても、何百人の視線を浴びる中でも、平然とできる自分がいた。

その自信はすごく大きかった。 

 

はじめてそれが出来た時、世の中がすべて明るく輝いて見えた。

周りの人間も、以前の緊張時は攻撃的で排他的で訝しげな視線しか送らない存在にしか思えなかったけれど、みんな味方で見守ってくれて、俺を認めてくれている感じがした。

それはすべて俺の心象風景の投影だったと思う 

心が解放され、脳が覚醒したようにスッキリしていた。

明るく眩しくやわらかな日差しが心に降り注いでいるような実感がした。

世の中すべてが俺を優しく温かく包み込んでいる感じがした。

 

この大きなプレゼンテーションを切り抜けられ、結構重役連中に褒められた時の自信は本当に大きかった。

嬉しさで泣きたくなった。

すべてに感謝したくなり、すべてに優しくしたいと思った。

こう言っては何だが、愛で包んでやりたいとすら思った。

それぐらい、満ち足りた感覚だった。

 

それ以後、あがり症なんてどうとも思わなくなったし、ノルアドレナリンも勝手に過剰分泌しなくなってくれた。
セロトニンやオキシトシンに包まれたような安心感を理由なく得られていた。

平常心で普通にいられることの幸せは、生き地獄を見た人じゃないとわからない!

 

声の震え、思考錯乱、ぶっ倒れそうなぐらいの息苦しさ、言い知れぬ緊張が足の爪先から頭頂部に至るまで圧倒する感覚も消え失せてくれた。

考え方もガラッと変わった(あがり症、社会不安障害治療中から変わっていたが)。

 

昔は、少しの緊張もあってはいけない、平然としてなければならないという誤った考え方をしてしまっていた。

そして、失敗は許されないし、上手にやるべきという強迫観念があった。

 

しかし、完璧にやらなくてもいいし、失敗してもいいし、俺は人間なんだからうまくいかないことがあっても当たり前という考え方が身についた。

催眠療法や話し方教室に通っていた時のように、むりやり思い込もうと言う感じではなくて、泰然と悠然としっかり俺の心の底からそう思えていた。

そこに気張った努力感、焦りや不安とかなくて、本当に自然にそう思えた。

 

あがり症解消のプラス暗示が脳内に入っていたのだろう。

そして、実戦の場で最初の入口から、平然と入れた自分を発見できた時、そして変な緊張じゃなく、いい意味で力のこもったプレゼンテーションが出来た時、「いける!」と思った。

いちいち自分の内面の状態をチェックするのは悪い癖だったが、その後会議でもプレゼンでも、チェックすることなく、自分のリズムのまま、自由にできるようになっていった。

場慣れが大きいが、場慣れできるだけの素質がついたんだと思う。

 

その後会議が控えていても、予期不安は起きなくなっていった。

皆が味方、あるいは熱心な傾聴者と思えたから(これもプラス暗示の力)、生暖かいいい空気を感じながら、堂々と発言できるようになった。

これは勝手な俺の思い込みかもしれない。実際に生あくびをかみ殺している奴もいるかもしれないし、仕事が終わった後のキャバクラのおねえちゃんのことを考えている奴もいるかもしれない。

 

だが、人がどう思おうが、自分に強い主体性が出てきたおかげで、人からどう思われるという弱気な思考にはならなくなっていった。

そんな感じに、岩波さんのプログラムの治療効果やトランス呼吸法のおかげ、そして卒業後の俺にとってのビッグイベントを切り抜けた経験で、あがり症も社会不安障害も完全に解決できた。

 

思えば、この数年はあっという間だった。充実していたし、生きていた楽しかった。

私生活でも、仕事での自信が好影響を与えて順調に行くようになり、その順調さが仕事でもプラスになってくれた。

しかし!

 

もし岩波さんにも出会えず、他の治療法でも効果が上がらないままだったら・・・

あがり症のまま会社勤めをしていたら、この数年、うつ状態で仕事の私生活もすべてが最悪だったと思う。

これも自信を持ってそうなっていたと言える。

 

この数年治っていないということは、一生あがり症、社会不安のままで生きる羽目になっていたことが決定づけられたいた。

生き地獄だ。

ずっと過度の緊張状態、ノルアドレナリン過剰分泌脳でいたわけだから、あの時治せなかったら、恒常化していただろう。
コルチ-ゾルというストレスホルモンに蝕まれ、脳が萎縮していただろう。
セロトニンやオキシトシンという幸せ物質とは無縁の、耐え続けるためだけに生まれた人間という運命を背負っていたのだ。

 

自分の経験から絶対にあがり症も社会不安障害も早期に治療した方がいい。

そうじゃないと、年月を重ねるごとに、極度の緊張状態が当たり前になってしまう。

生き地獄なのが当たり前になってしまう。

 

会議・プレゼンへの予期不安→うつ状態→会議での極度の緊張(息苦しさ、めまい、吐き気、震え、虚脱感、恥の意識、焦りの苦しみ)→自己嫌悪と自信喪失→会議・プレゼンへの予期不安→重いうつ状態→会議での極度の緊張→より強い自己嫌悪と自信喪失→・・・・・・・・

こんなループに陥って、ぐるぐると渦に飲み込まれながら、もがいてあがいて精一杯抜けだそうとしながら、どうにもならず、死ぬほど苦しい息苦しさの中で海底に沈み込まれていた・・・

こんな未来に確実になっていた。恐ろしいし身の毛もよだつ。

 

職場は人生で最も多く過ごす所であり、そこで重く暗い悩みを抱えていたら、人生の大部分を苦しんで過ごすことになる。

それに加えて、せっかくの自由であるべきの私生活でも、会議の予期不安とうつ状態になってしまったことから、ずっと暗い世界の中で、苦しい劣等感のまま生きていたのかもしれない。

 

それを考えると、今はなんて幸せなんだろうと思う。

いま俺が送っている時間一分一秒も貴重なものなんだと思う。

不幸な経験をした人だけが、味わえる日常への小さなことへの幸せと感謝の気持ちだ。

それをあがり症のつらい経験やなかなか治らなかった経験を思い出すことで、誰よりも幸せを味わえるんだと思った。

だから、今本当に幸せなんだと思う。

苦しい経験をいっぱい味わって悩んできたからこそ、誰よりも幸せを感じられる。

 

このブログでは、俺という第一人称を用いて偉そうに上から目線で書いていると思われるかもしれないけれど、決して悪気があってやっているわけじゃなく、刺激を与えたいからです。

それぐらいあがり症、神経症(自助努力で改善できない悩みは全て)はやばい症状です。

 

すべてを蝕んでいく。脳も心も体もあらゆることが不調になって、お互いに負の影響を与えて、もっともっと時間とともにひどくなっていく。

この苦しさややばさに直面したからです。

だけど、苦しさを知っている人間は、誰よりも命も感情も深くなる。

今は試練の時かもしれない。

でも、乗り越えられる試練です、絶対に!!!!!!!!!!!