本日は日頃からSOLISをご利用いただいてくださっているお客様、支えてくださっている皆様にお知らせをさせていただきたくタログアップさせていただきます。

私、伊藤亮太郎は今年の8月末日をもちましてSOLISのシェフ、ならびに運営の職を退かせていただくことになりました。

思い起こせば5年前、何もわからずに渋谷からこの三浦半島に移り住みSOLISの立ち上げをやらせていただきました。
もともとは渋谷のTharrosというサルデーニャ料理のお店で働いていて、オーナーの馬場さんが葉山にお店を創る!という計画を聞いているうちにフランチャイズオーナーとしてSOLISの運営を一任していただくこととなりパートナー赤津と共に手探り状態でスタートすることとなりました。

はじめは、お客さんの来ない日なんて当たり前。暇さえあれば庭の草むしりや養蜂をする日々。
どうすればお客さんに来てもらえるか?お店を知ってもらえるか?悩みの尽きない毎日でした。

Tharros本隊からの送客、地元の方にも少しずつ周知されはじめなんとか波に乗れてきたかなという1年目でした。

僕がそうであるようにSOLISはゆっくりとジワジワと良くなっていきました。スタートダッシュが苦手なんです。
そのおかげか、SOLISのことをとても大切にしてくださる方々にご来店いただけたように思います。そして、沢山の方に協力していただきSOLISは成長してこれました。
スタートダッシュをしていたら流れる時間も早すぎてコミュニケーションもろくにとれなかったのではないかと。そして、みなさんが温かい心で迎えてくださったことに感謝しかありません。

3年が経ったころにパートナー赤津の卒業が決まりました。オープンからずっと共に走ってきたあの笑顔とヒゲとメガネに何度助けられたことか。ぶつかることもありましたが、良い思い出です。3年とは思えないくらいに同じ空気を吸う時間が長くて10年くらいに感じてしまうほどでした。
いまのSOLISがあるのは間違いなくこの男のおかげです。ありがとうヒゲメガネ。

そして、2019年は実質1人でのSOLIS運営となりました。もちろん、パートさんや妻、家族の助けもありました。
不安もありましたが支えてくださるお客様もたくさんいらしたのでSOLISという船は沈まずにすみました。

そして、その時にある思いが小さな光のように僕の目の前を照らしはじめました。

料理をつくり、お客様のまつテーブルに運び、料理の説明をする。もちろんその時に僕の思いや野菜の話、農家さんとのエピソードなんかも会話の中にちりばめて。
そうするとお客様は知らなかったストーリーを聞くことになります。それが目の前の料理の味や印象を良くしてくれるスパイスになっていったのです。
お客様とのコミュニケーションも増えて、距離感も縮まることが僕にはとても嬉しかったのです。
レストランという仕事がさらに楽しくなった瞬間でした。
と、同時にこのカタチをさらに充実させることはできないだろうかと考えはじめた瞬間でもありました。

僕が1人でも回すことができてお客様との会話も楽しみながら臨場感のあるレストランを創りたいという思いが込み上げてきました。すると、目の前の小さな光が少しずつ大きくなっていく気がしてきました。

三浦半島は食財が豊富です。そして、魅力的な生産者さんも沢山います。そんな、魅力ある食財を深掘りしていくことでさらにシェフタロウの料理も進化できるのではないかと。

しかし、僕はそこまで器用な人間ではないのです。もう少しお店の規模を小さくすることで可能になるのかなと。
そこで、Tharrosオーナーである馬場さんに相談をさせていただきSOLISからの独立をさせていただくことになりました。

SOLISのロケーション、広い敷地、洗練された空間はこのまま馬場さんに引き継がせていただいてSOLISはこの地でさらに進化していくことになります。

そして、伊藤亮太郎は8月末日でSOLISを卒業となります。

この経験をさせていただき、SOLISのバトンを受けていただく馬場さんには感謝しかありません。

そして、沢山のお客様、SOLISを支えてくださった皆様にも心から感謝してます。

今後は離れた立場にはなりますがSOLISへの愛は変わりません。心から思い、支えていければと。

SOLISは最高のレストランです。

ひきつづきSOLISをよろしくお願いいたします。


SOLISシェフ 伊藤亮太郎



長文となってしまいましたがお付き合いいただきありがとうございます。


今後の伊藤亮太郎に関しましてはFacebookアカウント「伊藤亮太郎」をのぞいていただければ嬉しいです。もちろん、友達リクエストも大歓迎です。その時はメッセージも添えていただけるとニヤニヤしながら喜びます。

ではまた。