あしなが学生募金
みなさんは、「あしなが育英会」という団体をご存知でしょうか?
病気や事故・自殺などにより親を亡くし、進学が困難になった遺児たちに
進学の機会を与え、精神面でのケアも行っている非営利の団体です。
先月、マンシションのプラカード持ちのアルバイトで街頭に立っていた時に
すぐそばで女子大生風の女の子が道行く人々に訴えていました。
聞けば彼女も遺児の一人で、この育英会のお陰で進学する事ができたと言っていました。
近年の社会情勢から親の自殺などが増加し、希望する人たち全ての願いを叶える事が
できない現状だそうです。
後輩たちに希望を与えるために、遺児たち自らが中心となって毎年春と秋の年2回
街頭募金を行っているのが「あしなが学生募金」です。
「多くの人の善意によって、自分は進学させてもらえた。」
「後輩たちにもせめて高校くらいは人並みに通わせてあげたい。」
彼女はこう切々と語っていました。
当たり前のように高校に行っていた自分は「通わせてもらっている」などと考えた事も
ありませんでした。
勉学できる事のありがたみや幸せを知っている彼・彼女たちの中からなら、世の中を
変えてくれるような人や、今は治らないとされている病気を治す方法を発見するような
研究者が生まれるような気がした私は、速攻募金箱の前に駆けつけました。
昨年のこの募金で集まった募金額は一億五千万円だそうです。
国民一人が一円づつ出し合えば到達する金額です。
妙齢のご婦人が夏目漱石先生を投入しているのを見て、私もできればそうしたかったのですが
その時の懐具合から500円玉で勘弁していただきました。
演説を邪魔しないように、そっと投入して募金箱に背を向けた私に
その彼女は話を中断してこちらが恥ずかしくなるくらいの大きな声でこう言ってくれました。
「ありがとうございました!!」
ニックネーム
私のニックネームについて書いておこうと思います。
実はこれ、我が家のお墓の墓碑銘なんです。
両親が離婚して私と妹が母親について家を出る形になったため、
母親が亡くなった時に納骨すべきお墓がありませんでした。
親孝行と呼べるものを何一つ出来なかった後悔から、せめて
終の棲家ぐらいはと思い、公園墓地を購入しました。
墓石に刻む墓碑銘を決める段階で、ありきたりの「○○家」
みたいなものは味気なく感じられたので、一生懸命に考えました。
いろいろ悩んだ末に 想 礼 優 の三文字を刻む事に決めました。
続けて読むと、それいゆ=フランス語で「太陽」「ひまわり」という意味です。
「想」 相手の相の下に心
上から見下ろすのではなく、へりくだって相手の事を思いやる気持ち
「礼」 いつも感謝の念と礼儀を忘れずに
「優」 にんべんに憂い
より多く憂いた者が人より優(やさ)しくなり、人より優(すぐ)れる
生前の故人のイメージと、言い聞かされた言葉、三つめは文豪太宰治が
友人に宛てた書簡から引用しました。(0201は命日です)
ずっと働きづめで楽しい事など殆どなかっただろう私の母は今、長島千恵さんの故郷
三浦海岸の海が見下ろせる場所で静かに眠っています。
冬でも暖かくていいところです。
少しは親孝行出来たかな?
ブログ開設にあたって
先日「余命一ヶ月の花嫁」を見ました。
死へのカウントダウンという過酷な運命を背負った長島千恵さんと
彼女を見守る周囲の人たちの姿を追ったドキュメントでした。
自分の母親の看病時代と重なる部分が沢山あり、涙をこぼして見ながら
折角その時に教わった事、感じた事を忘れてしまっているなと感じました。
母親には「人は一人じゃ生きられないのよ。あなたも少しはその事に気が付きなさい」
そう繰り返し言い聞かされましたが、耳も貸さず・・・
学校の成績が少しばかり良かったために、自分中心の生き方でした。
他人を思いやる気持ちなどなく、みんなと一緒になって今でいうイジメの真似事
みたいな事もやっていたかと記憶しています。
母親に不治の病が発覚し、「予後半年」と医者に告げられてからたった6週間で
逝ってしまうまでの間「何とか助かって欲しい。何とか奇跡が起こって欲しい。」
そう願う日々の連続でした。
その時の経験を通して、自分にできる僅かなことで誰かの気持ちを助ける事ができたら・・・
漸くそんな考え方ができるようになりました。
自分の行動を待ってくれている、何処かの誰かに自分の気持ちを届けたい・・・
番組の感動をきっかけに、もう一度その時の気持ちに戻りたいと思ったのです。
このブログは「こんな事をしているんだ」と自慢するものではありません。
それが自分にとって大切な人でも不特定多数の人でもかまいません。
誰かのために何かしたいと思っていらっしゃる方に、こんな事もあるんだ、
あんな事もあるんだという例示になればと思っています。
「私はこんな事やってるよ!」みたいなお知らせも戴けたら幸いです。
何かお役に立てる事があるかも知れません。