星の彼方に神秘を感じて34年目

星の彼方に神秘を感じて34年目

2023/12/31

タイトル変更

色々、迷ったあげく、仮題 ^^;

待望のインド占星術の百科事典的本が出版された。

 

もっと正確に言うならば、基本を学び終えた読者が次のステップを目指す上で必要か実践的な知識を体系的かつ網羅的にまとめられ、解説された本である。

 

出版社は、占い専門書を多く出されている太玄社。

値段は、消費税込みで7,480円と、結構な値段だが、インド占星術を本格的に勉強されている方にとっては良いガイドになるであろう。

 

 

表紙はハードカバーではなく、やわらかい紙なので、分厚い本であることを感じさせず、文字の大きさもちょうど良い感じであった。

これもう一冊、購入して、アクティブに使い倒したくなるような本と言える。

 

本の裏表紙は、こんな感じで、「本書の特徴」が記載されている。

 

 

560ページほどの分厚さという以上に、さまざまなケースに対しての読み方が網羅されている印象なので、インド占星術の基本を勉強された方であれば、リーディングの仕方という点において、かなり参考になるので重宝しそうだ。

 

それに、K.N.ラオ氏の元で占星術を学び、研究をし、教えてこられたM.S.メータ氏の著書であるという点においても、また、K.N.ラオ氏が監修されている点においても、信頼できる本が日本語に翻訳されたことは誠に喜ばしい限りだ。

 

それと、今回は、長年、K.N.ラオ氏の元で勉強され、日本でのインド占星術の素晴らしい講座を運営されている清水俊介氏本人の翻訳である。

これだけの大著を翻訳されたことに、心から感謝したい。

 

尚、訳者の清水氏による、初心者向けの基礎知識のまとめも入っており、例えば、西洋占星術の勉強から入った人でも、インド占星術の世界に入るための案内になっているように思う。

 

個人的には、できれば、清水氏が過去に出版されてきた、入門にあたるK.N.ラオ著の基本書を読んでから、この本を手に取られたほうが、無理なく入っていけるように感じている。

 

もちろん、最初からきちんと読まなくても、気になるところを辞書的に読んで、実践的に使ってみることもできる本のようにも思う。

 

K.N.ラオ氏の説明によると、このメータ氏の著書は、インド占星術のプレディクションの様々なテクニックをどうやって統合するかについて書かれている本とのこと。

 

「つまり、ヨーガ、ダシャー、トランジットの三要素を統合し、どうしてイベントが発生したのか、あるいは、どうしてイベントがこれから発生しなければいけないのかについて、きちんと説明できる」

 

「市販される占星術の予言テクニックに関する本としては間違いなく最良の一冊となるでしょう」

 

そんなわけで、今までの知識の統合、あるいは不足を確認する上でも、大変、貴重な本だ。

 

この本の存在によって、基本的なインド占星術の知識程度しかなかったとしても、身近なテーマで占う際、本の中から参考になる箇所を探し出しtげ参照することで、現実的にどうなのか、検証していくことが容易になったということ。

 

もし、それが非常に当たっっているものであれば、もっとインド占星術を勉強したいという意欲になるであろう。

 

その意味でも、なんだか非常に嬉しくなってきたのである。

 

著者はもちろんのこと、日本語で読めるように翻訳してくださった清水俊介氏には、何度も言うようだが、改めて、感謝申し上げたい。

 

 

 

 

先ほど、チャールズ・オバート著の「古典占星術」の新刊が届いた。

 

 

古典占星術を昔から啓蒙されている河内邦利の翻訳である。

地味なカバーではあるが、専門書に派手なカバーは不要。

ハードカバーではない分、むしろ、気軽に読めるという印象。

 

ページ数は335ページで、柔らかい紙を使っているせいか、外でも読みやすそう。

 

著者のチャールズ・オバート氏の洋書は、自分は4冊ほど持っているが、昔は、ウラニアンも勉強されていた方ということで、以前から日本語に翻訳されるのを楽しみにしていた著者の一人である。

 

実際、この本ではウラニアンの前身ともいえるロッツの紹介がある。

これだけでも、自分は良い買い物をしたと思ったほどだ。

 

尚、数年前に出版されたベンジャミン・ダイクスの「現代占星術家のための伝統占星術入門」も大変読みやすく、古典占星術への入門にふさわしい本だったが、それより具体的な例(後半に解釈の事例あり)が分かりやすく紹介されており、チャートの読み方の参考になるものと思われる。

 

今までは古典占星術というと、ホラリーの説明で終わっている印象があった。

もちろん、出生占星術をメインに翻訳された、ウィリアム・リリーの本も過去に出たのだが、今の現代占星術(心理占星術)をやっている人からすれば、なじみにくい印象があったと思う。今の学習者と、当時の学習者の問題意識が全然違うのだから、当然である。

 

それに比べて、今回の本は、現代占星術に興味ある人でも、古典占星術的見方がどんなものか理解できるように書かれているように見える。

 

あと巻末の参考文献の紹介も、占星術学習者に非常に役立つものと思われる。

 

まだ、届いたばかりで、パラパラめくっただけの感想なので、熟読して、新たな感想があれば、追記していく予定。

 

 

尚、アマゾンでは目次も紹介されていなかったので、以下、列記。

 

1 序文と伝統的な西洋占星術の世界観

2 ビルディングブロック「占星術の構成要素」

(エレメント、4エレメント、吉星と凶星、セクト、エッセンシャルディグニティ、モードとアンギュラリティー)

3 惑星・サイン・ハウス

(月のノード、外惑星も含めた惑星、伝統的占星術におけるサイン、サインの説明、ハウス)

4 相互関係・交流関係

(アスペクト、リセプション、ロットまたはアラビックパーツ)

5 惑星の評価方法解釈と実例(100ページほど費やされている)

(評価と解釈、解釈の事例)

6 総括的な提言

伝統的占星術と現代占星術の融合

7 巻末

(注釈付き参考文献、用語集)

 

以上

 

 

 

このところ、はX (旧Twitter)の書き込みのほうで時間が一杯一杯で、アメブロのほうはどうしても時間のある時ぐらいしか書けない。

 

自分はワクチン懐疑派として、今の新型コロナワクチンへの疑問、そして、被害者を増やしている政府のあり方に疑念を持っているので、こうした問題提起をXのほうで投稿せざるを得ない。

 

一時期は、自分の意見を書くのはやめようと思ったが、相変わらずのワクチンブームで、未接種なのに元気な自分としては、もういい加減に気づいてほしいと願う一心もあって、Xに再び戻り、投稿をするようにもなったわけだ。

 

しかし、自分は本当は占星術などの研究について書きたいわけで、こうした社会問題のために書くことができない日々が続くと、だんだん、気力が落ちてくるのが自分でも分かる。

 

社会問題について無関心でいられるマニアックな人が羨ましい。

 

他人は他人と割り切って、自分の研究だけに没頭する道もあるだろう。実際、この種の人とは、正直、関わりたくないと思うほどだ。

全てはリンクしているのだから、きちんと何が起きているのか、それは星の配置としては何がそうさせているのか、考えることも大事だからだ。

 

自分だけの問題ではないのだ。

そして、他人の問題であっても、それは自分の問題でもある。

それは星に刻印されているという理解が、どうしてできないのだろうか。

 

社会問題に無関心で、個人の占いに熱心なのが占いの世界の主流である。

 

実際、占星術の著作などで売り出している人たちの大半は、社会問題については一切触れない。

ワクチン接種の問題を語っている人など、見たことがない。

 

これをやると、おそらく出版社が、読者が減少するのを恐れているからだろう。当然、ワクチン接種の被害や実態も、全員が申し合わせたようにだんまりである。

 

もう少し、何かいうかなと思っていたが、正直、失望した。

君たちは、なんのために占星術を勉強してきたのだ?

 

まあ、占い業界で生活していくには色々、大変だとは思うが、もう少し、発信すべきことがあるよね?

 

そんな人たちばかりが集まって、SNSで仲良くやっているのを見ると、自分なんかはげっそりするしかないのだが・・・

 

まあ、そういうわけで、くだらない占い業界にはおさらばして、自分は、全てはつながっているはずだという信念のもとに、別の観点から、占星術と関わっていこうと決めたわけだ

 

その一つが、地震研究である。

 

幸い、これは5年続けてこれたが、成果は何もないものの、個人の占いに縛られていた観念を壊すことにはなった。

 

あと、占星術を含めた占いが、個人救済を謳うが、宗教となんら変わりないことに気づいていない。

何十年勉強しようと、全ての知識を吸収しようと、お客さん一人を完全にリーディングすることは不可能なのだ。

 

なぜなら、本人ではないのだから。

 

それでも、占いで商売している人たちは、カウンセリングと称して、あたかも自分のリーディングであれば、問題解決すると確信しているようで、まさにそれこそが無知なのだ。無知というか、おそらく、本人も自分が見えていないに違いない。

 

私のように60超えて、年齢をある程度いっているとしても、それだけではダメなのだ。人生のあらゆる経験をしてかつ、極限の飛び越えをしたものでなければ、占い研究しても、面白くもないと思う。

 

なぜなら、その人は変容の体験をしていないからだ。

 

当然のことながら、あなたの運命は、星の配置によるとこうです、という分析しかできない。今のお客さんは目が肥えているから、そんな解釈(つまりどこかの専門書に書いてあることは、とうの昔に読んでいたりする)で満足するわけがないのだ。

 

まあ、お世辞ぐらいは言ってくれるだろうが・・・

 

とにかく、変容の体験をしていないから、解釈も棒読みというか、運命論になってしまうことは間違いない。

 

いわゆる、宿命があるという前提で、占いに来た人たちを、ばさっばさっ、断定して、占い者の自己満足で終わることだけは避けてほしいものだ。

 

まあ、今は不景気だから、占いをサブ・ビジネスにする人も多いと聞く。

家族や生活のために、占いをし続けることは、ある意味、地獄ではある。

自分の鑑定が、相談に来た人の運命を決めてしまうかもしれないからね。

自分はその恐ろしさを肌で感じるから、本当に真剣に勉強、研究、目をこらして、仏堂に入る修行僧のような気持ちにならない限り、やるつもりはない。

 

これだけの知識があれば、占えるようになります、というのが、今の占いビジネスなのだろうが、その解釈程度では、全然、救済にもなっていないのは言うまでもない。

 

とにかく、もういい加減、そういうこと、卒業しませんか? ということを、少し前から、強く感じている