アクセサリーでHappinessを届けたい
アールブランシェの五十嵐里枝子です。
Facebookでたくさんの方と繋がることができ
マルシェに参加して、これまで知り合うことが
できなかった方々とも繋がることができました。
そして、気付いたのは
私は私を知ってもらうことが
まだまだ足りていない。
ということ。
そこで、今回は私がアクセサリーを作るきっかけとなった
エピソードを書きたいと思います。
アクセサリー作家をはじめて
気付いたら15年になります。
高校、短大と商業デザイン、工業デザインを勉強し
短大の卒制ではウエディングドレスを製作し、
研究論文を書きました。
その論文を持って挑んだ婚礼衣装店の面接で
「面接にデザイン画を持ってきた人は、初めてです。」
と言われるほど、熱弁をふるいました。
その熱意のかいもあり、就職することができ、
ドレスコーディネートや、結婚式プロデュースの仕事をしました。
ドレスコーディネイトの仕事をする中で、
ドレスとセットになった小物をお客様に提案するのですが、
あるお客様との出会いで、
私のその後の人生が変わりました。
※写真は実物ではありません。
カラードレスを提案していたお客様に、セットのアクセサリーを
合わせていた時、ドレスはとても似合っているのに
アクセサリーを合わせると似合わなくなる。
お客様もそれに気づいて、困り顔になってしまいました。
晴れの日、それも女性が一番輝く結婚式には
最高の姿で輝いてほしい！
その気持ちで日々仕事をしていたので、
似合わないものを提案するわけにはいかない、そう思いました。
そして、小物合わせをしていた時、
アクセサリーのデザインが浮かび、
お客様にその場で簡単なスケッチを描いたところ
ぜひ作ってください！とご依頼を受けました。
その時には、まだアクセサリーなんて作ったことが無かったのですが
取り扱ってはいたので、構造はわかっていたので
二つ返事でお客様のため、アクセサリーを作ることにしました。
そこから、慌ててアクセサリー作成の為の
情報をかき集めるため、本屋さんに行って本を買い、
基本を勉強し、資材を集めるために郡山市内を駆け巡りました。
ハンドメイドをしている方だと、分かると思うのですが
郡山市は手芸店があまりありません。
本に載っているような金具や材料が簡単に手に入ると
思っていた私は、資材調達に困りました。
当時、まだインターネットは今ほど活発じゃなく、
自宅にはパソコンもなく、ネット通販などは利用できませんでした。
それでも、一番はお客様の輝く姿のために
自分がイメージするアクセサリーを完成させる！
という思いから、諦める事なく資材をかき集めました。
そして、完成したアクセサリーを
ドレスと共に試着していただいて、その姿を鏡で見たとき。
まさにイメージ通りの姿がそこにありました。
※写真は実物ではありません。
その時のお客様の笑顔と姿。
「スケッチ通りの出来栄えで、本当に私にぴったりです！」
満面の笑みでお客様に言っていただけて、
それまでの人生で味わったことがない達成感と幸福感を
得ることができました。
あぁ、私はこの瞬間のために、頑張れたんだ。
そう思いました。
※写真は実物ではありません。
そして、その時に思ったのは
ドレスとアクセサリーはセットでデザインされていても
お客様はオンリーワン。
ドレスが似合ってもセットのアクセサリーが似合うとは限らない。
輝きが半減してしまうことがある。
それならば、レンタルのドレスでもアクセサリーのチカラで
その人だけの輝きを出してあげたい。
今現在でも、ずっと私の原動力になっている、ミナモトです。
そして、ここから私がアクセサリー製作に
目覚めていくことになったのです。
でも、まだこの時の私は今後そうなっていくは
夢にも思っていませんでした。
その後の話はまた別の時に。
長文なエピソード、読んでいただきまして
ありがとうございました。