59 最強の鷲 ~F-15 イーグル~ 

 

航空自衛隊のF-15

 

こんにちは 

 

米空軍F-15C 313ADというスペシャルマーキング機

今回は古い写真ばかり載せてます

 

国内での航空機、特にヘリコプターの事故が気になります 

米軍機は

窓の脱落(その後、日米とも似たような事象) 

 

意図的な燃料タンクの投棄(コレはF-16CMという戦闘機) 

とにかく身軽にして、エンジンが止まったときの滑空距離を稼ぐため

 

あるいは緊急(予防)又は不時着陸など 

幸いなことに死者が出ていません 

 

嘉手納18TFW(当時)所属をあらわすレターが「ZZ」 

極東(端の端)ということらしい

数字は固有番号

機種のレーダーが入ってるところ交換したのかな? えらく色が違う

 

 

ところが陸海空自衛隊のヘリが

死者、行方不明を含む墜落事故 

とても心配です 

 

12AMUという部隊に敬意を評した特別マーキング機 

固有番号以外に所属部隊等の数字を入れた機体が存在する

 

 

バカ殿たち主導により

ひたひたと迫り来る

というよりは、こちらから突き進んでいる

戦争への昏い予感なのでしょうか? 

 

航空祭でフォーメーション・ローパスするF-15J

 

原則一話完結のフォト&エッセイ 

過去のブログも読んでいただけたらうれしいです 

 

展示飛行に向かうF-15J 834号機

 

マクダネル・ダグラス(当時) 

F-15 EAGLE 

制空戦闘機 

 

機動飛行で背面を見せるイーグル 

大きな主翼が高い機動性の証し

 

戦闘機 

空飛ぶ機械が発明され 

戦争に使わない手はないと必然 

空飛べば、何か落としてみたくなるのは当然 

レンガから爆弾へ 

 

滑走路へ向かうイーグルの後ろ姿

当時最強のエンジンを装備

大きな機体の割にスリムでしょ

 

すれ違うとき、笑いながら手を振っていた相手も 

石を投げ?、拳銃をぶっ放すようになるのは...自然?

 

2人乗りのイーグルに一人しか乗ってない

F-15DJは純粋に複座練習機仕様

AGTSと呼ばれる空対空射撃用標的をぶら下げたF-15J

空中ではワイヤで曳航し、機関砲で撃たれる

 

戦闘機のお仕事

爆弾やら物騒なモノを落としにくる攻撃機(爆撃機) 

あるいは偵察機や観測機 

空からやって来るものを駆逐すること

   

攻撃機(爆撃機)たちを護る侵攻戦闘機登場 

戦闘機は、まず敵戦闘機に勝たねばならない

空中戦始動

 

視界の良さそうなコックピット

右翼付け根の穴が20ミリ・バルカン砲の発射口

 

第2次世界大戦以前の若きUSA

孤立主義(引きこもりか??)に罹り、のほほんと自分の世界 

工業力は発展、ヨーロッパの不穏な空気に警戒、援助しつつも

戦闘機に対する定見は持てず、いつしか航空2流国

 

航空自衛隊イーグル1号機(801)

岐阜の実験航空団(当時)の所属で改造されたセンタータンクを装備している

こちらは三菱でライセンス生産された国産1号機(803)

 

900ということは通算100機目のイーグル

背景に海保のYS-11(第57話)が

 

ところが真珠湾! 

ナメきっていた日本空軍(海軍)に、アメリカ領土が蹂躙される 

しかも、公式には宣戦布告以前のだまし討ち 

アメリカ世論は沸騰、復讐の炎をたぎらせ怒りの参戦 

 

 

ダーティ コンフィギュレーション

(ギア ダウン、フック ダウン、エア ブレーキ オン)

でローパスするF-15J

 

臥薪嘗胆(日本の専売特許じゃない) 

でも、主戦場はヨーロッパ(対ドイツ) 

(やっぱり日本は軽く見られてる)

P-47そしてP-51マスタング

世界最優秀レシプロ戦闘機と呼ばれる傑作機へと到達する

 

航空祭の最中にホットスクランブル

実弾を積んで出撃するイーグル

 

それでもヨーロッパ戦最後

ドイツのMe262ジェット戦闘機には 

太刀打ちできなかったけどな・・・  

 

フォーメーション パス

ヘルキャット対零戦のキルレシオは17対1

(ただし、零戦以外の戦果もあると言われてる)

 

戦後

いい気になって、のほほんとしていたら朝鮮戦争 

ドイツ技術を、かき集めてミグ15戦闘機

ほとんどのアメリカ戦闘機が対抗できない!

F-86セイバーが間に合い、かろうじて空を制することはできた

 

エンジン、各種ウェポンとともに地上展示される867号機

セイバー対ミグ15は10対1

機体性能は一長一短、照準器の性能やら戦中のベテランが多数残ってたからともいわれてる

 

核戦争あるいは冷戦 

ソ連(当時)が原爆の開発に成功 

核爆弾を積んだソ連爆撃機が襲って来る

ビビりまくって、なりふり構わずインターセプター 

F-101、F-102、F-104、F-106などは超音速迎撃戦闘機

 

複座イーグル 066号機

後方にJAL、ANAのジャンボが見える

 

ベトナム 

本土防衛、核競走に狂奔しながらも米ソ代理戦争 

敵戦闘機を軽視して 

絶滅した軽・中爆撃機を代用できる戦闘爆撃機(攻撃機)ばかり

 

マススライト 9機編隊

ベトナムでの米軍対ミグは2対1とも言われてる 

ミサイルを過信し、いかに空戦訓練を怠けてたかの証明ともいわれる

 

F-86の後継機、超音速F-100スーパーセイバーも

いつしか戦闘爆撃機に変身

F-105は爆弾倉まで備え、フツ~にはありえへん戦闘機 

 

一斉にエンジンスタート

 

ファントムⅡ 

重攻撃機?、艦隊防空? 

予算獲得の方便やら仕様変更

結果的に万能戦闘機  オールマイティーだ

 

展示飛行を終え着陸する203飛行隊のF-15J

手前はT-2ブルーインパルス

 

ミサイル最高!?

自信満々で臨んだアメリカ

 

ジメジメなアジアン・テイストに翻弄される 

自慢の超音速戦闘機が、亜音速のミグ17にさえ苦戦する 

ミサイルを過信、空中戦訓練を怠ってたUSA 

全然当たらない

同士討ちを避けるため、相手を視認してから発射

自らの交戦規定が自分たちを縛る

空中戦の多発で大苦戦 

 

滑走路上にラインナップするイーグル群

手前はファントムⅡ時代までの空対空射撃用標的「ダート ターゲット」

 

制空 

戦闘機は、まず敵戦闘機に勝たねばならぬ 

強烈な反省の結果が空軍のイーグル 

海軍はトムキャット(第52話) 

惜しみなく資金を投じて空中戦能力強化 

「アメリカは最強であらねばならぬ」 (誰だよ、おまえ) 

 

管制塔を背景に着陸寸前のイーグル

 

高性能大型レーダー 

機動に有利な大きな主翼 

機関砲にミサイル、たっぷり積んでファントムⅡより大型化 

されど、高価なチタニウム合金を多用、削ぎ落として軽量化

 

強力なエンジン2台、軽量時なら推力重力比は1.0を超えるという 

つまり垂直に立った状態でフルパワーなら 

理論上は揚力の必要なく垂直上昇できるということ 

 

ハード・ブレイクするイーグル

 

1970年代に登場

F-14と共に世界最強の戦闘機と呼ばれた

トムキャットは、高維持費にネをあげて退役したけど 

イーグルは、今もなお超一流の戦闘機として 

米空軍、航空自衛隊などで君臨している 

 

高機動で水蒸気の帯を曳くF-15J

 

一流のワケ 

マッハ3以上を目指せば 

操縦者の生存環境やら使用燃料、あらやこれやそれ

耐熱対策も必須で、莫大な手間と費用、維持費だってべらぼうめ!

 

イーグルとファントムⅡ

右の迷彩機は敵戦闘機役を演じる飛行隊所属機

 

超音速機動あるいは超絶機動を目指せば 

人間や機体構造が持たない

耐えるようにすれば重くなる悪循環 

 

戦技競技会という、飛行隊対抗オリンピックに参加する201飛行隊のF-15J

 

ラプター

イーグルの後継機ともいわれたF-22ステルス戦闘機 

推力偏向のギミックなどで高機動性を確保    でも 

主翼・胴体の形状などステルス優先 

相手に気づかれず、相手から見えない距離でミサイル攻撃 

ステルス戦闘では完勝 

でもでも

WVR(ウィジン・ヴィジュアル・レンジ 目視範囲内) 

目視による1対1の空中戦では、イーグルだって負けてない

 

たぶん戦技競技会で千歳に展開した204飛行隊のF-15J

 

F-35ライトニングⅡ 

ステルスとネットワーク機能を強化 

制空戦闘だけでは高価すぎて、買ってくれる国がないから

攻撃能力を「売り」

大量生産で、少しでも価格を抑えようとした最新戦闘攻撃機 

後継機になるはずだけど 

目視空中戦では、やはりF-16ファイティング・ファルコンにかなわない 

 

これは303飛行隊のF-15J

 

ロシア

イーグルやトムキャットに対抗 

いろいろと高機動を売りにした戦闘機を開発したけれど 

決定的にイーグルを超えるものはない

 

着陸した204飛行隊のイーグルとANAの旅客機群

 

つまり

マッハ2.5以下 

空中戦(機動)は、遷音速(限りなく音速に近い速度) 

重力加速度は9Gから-3G 

 

鷲のイラストが描かれてた

 

有人超音速ジェット戦闘機は、性能限界に達していて飽和状態

イーグルは、戦闘機生態系の頂点に達した機体と言えるのでしょう

 

201飛行隊の934号機 

 

時代 

未来の戦闘は、無人機あるいはミサイル 

人が乗らない、自分は死なない

大量殺人兵器へと向かっていくのでしょう たぶん 

 

日米共同演習に参加した米軍のF-15C

迷彩が濃いものに変わっている

第12飛行隊の飛行体長機に指定されている機体

ただし専用機ではなく、普段は使い回しされている

コレは上級部隊18OGのマーキング

ちなみに航空自衛隊にはこういう慣習はない 

 

鷲は生態系の頂点にいる生き物です

 

離陸滑走直前のイーグル

 

熊に襲われ、ライオンやトラに食べられる人間は 

けして生態系の頂点とにいるとはいえません 

 

9機編隊飛行

単機の機動も目を引くが、密集編隊も難度は高い

 

 

恐竜の影に怯えていた時代から

知恵と言語を獲得、空前の進化を遂げた人類

 

ノーマークのDJ068号機

機体は飛行隊固定じゃなく、転属もあるから

たまにこういう機体も出現する

トーイングされる複座の070号機

 

 

武器を獲得し、頂点のフリをしていますが 

生身は、とても脆弱 

捕食者のみならず

地震・雷・火事・火山そしてそして津波 

自然にはとうてい太刀打ちできません

 

アフターバーナーを焚き、急上昇に写るイーグル

機体上面の空気が急圧縮されてベイパーとなる

 

 

その人類が

地球上の生物を、何百回も絶滅させるほどの核を保有 

傲慢にも、地球のリーダーのように振る舞っています 

 

飛行展示準備中のF-15J群

アフターバーナーを焚き離陸滑走するイーグル

 

恐ろしかった恐竜はすでになく

日本狼さえも絶滅させてしまいました 

オレたち最高・最強!!  

 

イーグルのコックピット付近

 

私達は、もっと謙虚になるべきではないでしょうか? 

ワタシたちは、もっと怖れるべきではないでしょうか? 

 

タッチダウン寸前の069号機

 

 

人間は地球を必要としていますが 

地球は、人を必要としてはいません

そのことを忘れてはいけないような気がします

 

 

空対空ミサイルや爆弾とともに展示されるF-15J 856号機 

入間基地航空祭で展示されたF-15J