ちぃは助手席に笑顔で移動してきた

 

その時、私はちぃの顎を軽くつかんでキスをした

 

んんっ

 

ちいは固く口を閉じていました  そしてちょっと睨むような目

 

ごめん 我慢できなかった ちえみさん見てたら

 

ちょっと 我慢できないって 高校生じゃないんだから

 

ごめん怒った?  でも今日の1番の目的はこれだから

お店でも言ってたでしょ  チューしたいって

 

沈黙

 

私はまた あてもなく 車を走らせる

 

沈黙

 

私は心の中で  ちょっとやばい?  焦りすぎ?

あー 今日はこれで終わりかな  でもやっちゃったもんな

 

ちぃは ずーっと前を見ながら 思いつめたように 黙り込む

 

すると突然

 

江島さん?  江島さんも他の男の人と同じで そんなことばかり考えてるの?

 

うーん そんな事ばかりってことはないけど  さっきは思ったかな

とても素敵な女性が隣にいるし

 

だったら私を ホテルに連れて行きたい?

 

えっ 突然何を言い出すこの女

 

うん  まー  行けるもんならね ちえみさん素敵だし 行きたいかな

 

うん わかった 江島さん 今からホテル行こう

 

えっ  え~  うそ  マジっ

私は冷静を装いながら

 

いやいや ちえみさんそんな急に 無理しなくていいから

今日はそんなつもりで来たわけ

 

私の言葉を遮るように

 

行きたくないですか?

 

いや いきたい・・・

 

その前に しょく

 

食べたくないです

 

あっそう この辺にホテ

 

このまま真っ直ぐ行ったら ありますから

 

淡々と ちぃ

 

いつもこんなこと・・・ また私の心の中の猜疑心が