朝の来ない夜はない

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東京バレエ団は現在遅めの夏休み。柿崎佑奈がスタジオに来てくれました!

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「ラ・バヤデール」では影のトップバッター
「アルルの女」では上野水香さんの隣

身長もありますが、身長以上に伸びたものが!

本当に凛とした強さを感じます。

環境は人を変えるのだなあ、と。東京バレエ団の先生方に心から感謝しております。

佑奈…いまでこそしっかりしていますが、子供の頃はレッスン無断欠席(笑)反抗期、YAGPなどエントリーしてもスカラーシップどころか、入学許可ももらえない…

そんな彼女が「お?変わった!」と感じたのは18歳くらいの時でした。10代で諦めてバレエを辞めていたら、いまの佑奈はいません。

ですから私は、いま壁にぶちあたっている10代の子供たちに、この言葉を捧げます。

「朝の来ない夜はない」

いま、辛いから、と言って諦めてしまうことは本当に人生を左右します。

「無理して継続しなくてもいい」

みたいな風潮が最近見受けられますが…別に無理して継続しなくてもいいんです。辞める正当な理由があれば。しかし、だいたい「その時辛いから」という理由で辞める人は、いつかまたバレエ(に限らず、あらゆるジャンル)に戻ってきます。そして後悔します。

「あの時、辞めなければ良かった」と。

佑奈のように「続けたもの勝ち」な人生を、子供たちには選んでほしいです。

今日のレッスンも、基礎重視でした。

そのなかで、私が伝えたかったことを書きます。
生徒のみんなは必ず読んでね。

✳︎ 順番を間違えることは(本当は間違えないほうがいいに決まってるけど)悪いことではない。悪いのは間違えたことすらも気づかないこと。

✳︎そして、間違えたことに関して、人のせいにしたり、環境のせいにして、自分の過ちを誰かのせいにすること。
(たとえば〇〇ちゃんを見ていたから、とか。〇〇ちゃん…悪くないです。悪いのは〇〇ちゃんを頼りにしていて、でも間違えた〇〇ちゃんのせいにするあなたです)

✳︎バーレッスンで必要な要素は、それがセンターでも振付でも必要。そしてそれが「なぜ必要か?」を考えることが大事。

例えばみなさん

「ジャガイモ、人参、玉ねぎ、お肉」

と聞いたら、何を思い浮かべられますか?

「カレー」「豚汁」「肉じゃが」

あたりですよね。そしたら逆に

「カレーには何が必要?」

と聞かれたら

「ジャガイモ、人参、玉ねぎ、お肉、ニンニク、生姜、カレー粉、ブーケガルニやローリエ。リンゴをすりおろしたものもいいし、チャツネがあれば変わるし、隠し味にお醤油をたらしても…」

と、即座に答えられなければ、カレーは作れないですよね。バレエも同じです。

「プリエ、バットマン・タンデュ・ジュテ、クペ」

と聞いたら何を思い浮かべられましたか?

そう、跳ぶパ「ジュテ」です。

「ジュテは何で構成されてる」

と聞かれたら

「プリエ、バットマン・タンデュ・ジュテ、クペ」

と言えなければ、ジュテを理解していないも同然。

そして、これは趣味バレエだろうが、プロを目指す本気バレエだろうが、必須です。

なぜなら「ジュテ」は「シェネ」ではないし
「カレー」は「チーズケーキ」ではない。材料がまず違うし、違ったら永久に欲しいものが手に入らない。カレー味のチーズケーキ、食べたいですか?(笑)

「朝の来ない夜はない」

朝が来てもいいように準備をすることが大事です!

左右木健一