私の先輩(先輩だからと言って敬語を使うと「それ、やめてくれる?」と言ってくれるフラットなおね〜ちゃん)の植木裕子さんの「本読み会」が先日ありました。


スタントン菜穂さんの「地球大暴露」と言う本。裕子さんと共通の知人から勧められた本です。



「地球」やら「宇宙人」やら色々と出てくるので、怪しいスピ系の本なのか?とか思いましたが、むしろ「超現実主義」の方が読むとしっくりくるかも知れません。


私は「見えない」「聴こえない」のほうなので、宇宙人とか、UFOとか、守護霊とか、龍神様とか、特定の宗教とかには傾倒していませんが「うっすら感じる」ことは出来ます。


その「うっすら」を「はっきり」したくて、様々勉強はしたものの、何か違和感がありました。


宇宙人とコンタクト出来る人はもちろん素晴らしい事だし、神様の声を聴けるのも、それで人助け出来る事は非常に尊い事だと思います。


ただ、その能力を使って誰かにマウントしたり「地獄に堕ちる」などと恐怖で人をコントロールしたり、感じない人を仲間はずれにしたり、逆に能力ある者同士がお互いの悪口を言って争っていたり、ビジネスに使って搾取したりする事例も多々見てきたので「スピ系」に嫌氣が差していたのですが、そんな中、巡り会えた本が「地球大暴露」でした。


結局は「自分が創り上げて望んでいる世界」であり、良い事も悪い事も全て経験したくて生まれてきている…と言うのがわかると


「メタバースなんだから、さまざまな感情を否定するのではなく、味わっていこう」


と思えるようになりました。


55年も生きていれば、本当に理不尽な事や、砂を噛むような出来事は経験してきましたが、それもこれも「経験」であり、その経験があるから最終的には誰かに依存したり、他人軸にならないようになっていくのだと最近わかるようになりました。


静岡の舞台も観に来てくれたコーチのかっつんのブログ、引用しますね。

  


自分が何に価値を感じ、

何を無価値だと感じているのか。

それは誰がつけた価値だろうか。

誰が決めた価値だろうか。

それは、あなたが考えているのか、感じているのか、誰かの考えを借りてきているのか。

 

あなたの価値があると感じるものは、

あなたの深いところで知っています。

 

ただ社会の大きな声に埋もれているだけです。

誰かが決めた役割のためだけに生きると疲れますが、それに気づかない限りずっと続けてしまいます。

 

何の為に生きていますか?



まさにその通りです。特定の宗教やコミュニティにどっぷり依存したり、拝み屋、審神者、占い師に聴いたところで、結局は答えは全部自分の深いところで知っているわけだから、不確かな他人のアドバイスに依存する必要もなく


「自分の問題を自分で解決出来る能力は既に身に付いている」事に氣付けます。


この世に生まれた瞬間にその能力を忘れているだけで、実は皆がそれぞれ持っている。そこに少しでも氣付くと「他人にコントロールされて、依存してしまうA面人生が終わり、自分の足で歩くB面人生が始まる」わけです。


もし人生に行き詰まっていたり、人間関係に悩んでいる方がいたら、この本をオススメしたいです。


読んだから「人生薔薇色」みたいにはなるか、ならないか、は別として、少なくとも全ての事柄が「からくり」に感じてくるので、情報過多で不安を煽られる現代社会のなかでも生きていける「術」は身につくかも知れません。


左右木健一