先日、コンクール審査員を務めていたので、その流れで書きますね。


「時代は変わった」

最近、本当に感じます。数年前に審査していた頃よりも色々な状況が変化しています。

振付も昔から国内のコンクールで「良かれ」と思われていたものは、今ではあまり印象が良くありません。

いわゆる「コンクール用の踊り」と言われる類の、アレンジされてしまった振付。

これはお恥ずかしながら、私も審査員を務める以前は疑問に思っていませんでした。なぜなら

「日本という国は、趣味でバレエを習っている子が多いから」

「日本のコンクール基準は、そういうものだ」

というのが頭にあったので、日本に住んでいるのなら、日本で評価されているであろうコンクールの振付を踊らせないといけない、と20代の頃は信じ切っていました。本当に無知でした。

そこに登場したのが、YAGPなどで来日する海外の審査員たち。私が審査員を務める以前に指導してきた振付は(全てではないですが)直されました。そして自分自身が審査員を務めるようになり「自分は完全に間違っていた」と気付けたのが現状です。

私の場合、たまたま指導法が変わるキッカケは、コンクール審査員を務めていたからであり、誰とも交流を持たずにずっと仙台のスタジオにこもっていたら、今の私はいないでしょう。

飽きもせず(笑)99回にも渡り、コンクールについて書いてきたのも、私の指導方針の変化の歴史でもありましたし、お悩みを抱えていらっしゃる方に対して、少しでもお役に立てれば、という気持ちで書いてきました。

そんな連載のようなシリーズ。あと1回でピリオドを打つとします。

最後は何を書こうか?もう少し、皆さんのご質問を募ってから書くとします!


からどうぞ!

左右木健一