✳︎皆様からの質問(質問内容重複しないと嬉しいです。重複された場合、スルーするかも知れないので)お待ちしております!

あと、出来ればコンクールに参加される方は年齢やバレエ経験数を書いてくださいね。年齢によって答える内容が変わりますので。




<Q>

はじめまして。毎回心に届くメッセージを発信してくださり、ありがとうございます。

14歳、中学2年生の女子でバレエ歴は10年、コンクールは昨年から挑戦して出場経験はまだ2回です。
身長も手足もようやく伸びてきて、最近は本人曰く、思うように動けるようになってきたと体で実感をしている様子です。レッスン重視でコンクールも急がせない先生でしたので、14歳にしてはvaを踊り込んでいないと思うのですが、素人目ですが表情や表現力が追い付いてくるのはいつなのだろう、と考えてしまいます。vaという短い時間とほぼ決められた振りの中に、いわば人生経験の浅いteenがどうしたら表現力を吹き込めるようになるのでしょうか。先生の言葉をお聞かせいただきたく、よろしくお願いいたします。


<A>

「14歳にしてはvaを踊り込んでいないと思うのですが」

という内容。大丈夫です。それよりも基礎重視の先生に習っていらっしゃることが大事ですからご安心ください。

表現力…

私は「劇団ひまわり」に小2-小6 在籍していました。

しかし、どう「表現しろ」という指示はゼロ。TVのドラマの仕事も、現場に行き、いきなり台本渡されて「はい、やって!」みたいな感じ。

「人生経験の浅いteenがどうしたら表現力を吹き込めるようになるのでしょうか」

というご質問に関してですが、私は人生経験の浅い小学校時代にアメリカ兵に殺される子供もやりましたし、時代劇の子役もやりました。すぐに笑えて、すぐに怒れて、すぐに泣けました。人生経験浅いのに(笑)

なぜそんな演技が出来たか、は良くわかりませんが…思い当たることは…

幼稚園の頃から、よく本を読んでいました。大人になった今よりも、毎日飽きもせず読書(笑)そして音楽をずっと聴いていましたし、まだビデオもない時代ですから「白鳥の湖」とかではない、あまり日本で上演されない作品のレコードはあっても、舞台を観てないから振付がわからない。ですから想像して勝手に踊っていました。振付する意欲も、この頃に芽生えました。

世界一周を旅するアニメ映画があったのですが


小学1年の時に映画館でそれを見て

「絶対に大人になったら、あちこちを旅したい!」

「日本を離れて、海外で暮らしたい」

という夢を持ち、空想の中でいつも旅をしていました。いわゆる世間からしたら一風変わった「変な子供」(笑)

しかし、それが今、現実として夢は叶い、私のモチベーションにもなっております。

私の結論ですが…


「teenだからこそ、恐れを知らずに、空想の世界に入れば素晴らしい表現が出来るはずです!」


ただでさえ日本という国は、学校や会社で「はみ出たらイジメのターゲット」にされますから、自然と無表情、無反応になるんです。それを家庭でも抑えつけてコントロールしてたら、ますます感情表現なんか出来なくなります。

子供が何か答えようとしてるのに、お母さんが先に代弁してしまったり…

周囲に気を使いすぎて「ここでは黙っていなさい」とお母さんに言われたり…

私もたくさんの子供たちを見てきましたが、そのように育った子は、目の奥が死んでいました。もちろん無表情、無反応、挨拶すら出来ない。何かをやろうとするときに必ずお母さんのご機嫌を伺うから、子供のなかで「じゃあ、怒られないために、黙ってればいい、行動しなければいい、感情を出さなければいい」となるから…

ですから、お母様がお嬢様に出来ることは、家庭内だけは、お嬢様の湧き出る感情を抑えつけないこと。ふざけたり、泣いたり、怒ったり、感情の起伏が激しくても、あるがままを受け止めてあげて下さい。

それが「表現力」に直結していますし、歪んだ大人社会が生んだ「無表情、無反応」を打破出来るのは、大人である親御さんだと思います。

素晴らしい表現力がご家庭で養われますように!

左右木健一