非常に多くて、デリケートなコンクールについての質問

「容姿について批判されること」

手足が短いからバレエに不向きとか、顔が大きいとか、体型や身長のこと、などなど…

もうありとあらゆる悩みが寄せられています。人の批判が怖くて舞台に出られなくなった話も聞きました。

かなり多くの方が、周りの批判に傷ついているのがわかりました。身内や教師に批判されるならまだしも、会ったこともない人から突然平気な顔で批判される、という現実…恐ろしいです。まだアマチュアの子供に対して…意地悪ですよね。

立ち直れなくなるのも、よく理解出来ます。

では、私の話をしましょう。

つい先日、私も舞台に出演しましたが、自分の容姿に関してはかなりコンプレックスはありましたよ。

顔は大きいし、手足は短いし、ブサイクと言われても否定しません。だって本当ですし!

バレエの世界にいたら永久に批判されます。容姿だけではなく、存在自体も。

若ければ

「まだまだよね?」と批判されて…

歳を取っていたら

「まだ踊ってるの?」と批判されて…

TVを見ていちいち文句つける人と同じ。誰だってそんな風に批判します。世界バレエフェスティバルで来日している今をときめくスターたちですら、心無いお客様から悪意に満ちた事を言われるのですから…

まあ…プロや私はいいんです。大人ですし、痛くも痒くもない(年取ると相当図太くなります)

しかしデリケートな子供たちはどうでしょう?

子供たちのイジメは大人社会の縮図です。大人が人を馬鹿にするような発言を繰り返すから、子供も真似する。それは日本に限らず世界中同じ。

では、どのように対処したら良いか…

酷評する人たちからシンプルに離れれば良いのです。

フィードバックは絶対に歓迎すべきです。成長に繋がりますから。自分の努力出来ることは改善すれば良いし、その改善策をわざわざ伝えて下さった方には感謝すべきです。

しかし、どうにもならないこと…

国籍
(パスポートは変えられるかも知れないけど、日本人に生まれてきていきなりドイツ人にはなれない)

整形手術では限界のある容姿
(いくら技術が発達しているとは言え、限界があります!)

過去
(過去の成功、失敗、批判されてもタイムマシンに乗らない限り、過去の事実、上書き修正はできますが、変えることは出来ない)

この、自分ではどうにもならないことを馬鹿にされて、立ち直れないくらい苦しい場合は…

「逃げるが勝ち」

です。危険な思想の人とは距離を置くべきです。

無理矢理治安の悪い、危険な場所にわざわざ出向かないでしょう?度が過ぎた批判を自ら気にして、それを真に受ける必要は一切ないです。

フミさんのブログをリブログさせていただきます。



プロのバレエ団でも、この問題はあります。

役がもらえないことへのストレス、体型のコンプレックス、手に入れた地位が失われるのではないかという恐怖、仲間の裏切り、怪我、そして摂食障害…

そんな辛い状況を乗り越えるために必要なのは、やはり心身共に健康でいること。

世の中には楽しいことも、美味しいものも、美しいものも、優しい人も、必ず存在する。ゼロではないはずです。

そして、プロでないアマチュアの子供たちや親御さんは、批判から逃げてもいい、立ち向かう必要もない…

それは甘えではない、と私は思います。

自分に優しくできる人は、人をけなしたりしません。

コンクールだけに限らず「品格」を忘れないようにしないと、ですね。私も気をつけていこうと思います。

左右木健一