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こんにちは。
いつもブログの更新を楽しみにしています。

「将来性」について質問です。
「将来性」とは具体的に何でしょうか。

私は今まで「バレエに向いた身体条件」の事だと思っていました。ですが先生のブログを拝見していて、そんなに単純な話ではないかもしれないと思う今日この頃です。


<A>

素晴らしい着眼点です!

そうです。そんなに単純な話ではないです。よく気付きましたね!

「バレエに向いた身体条件」

これだけで将来が決まっていたとしたら、たぶんもっとプロのバレリーナはたくさんいるでしょう。

実際、プロのバレエダンサーをよくみると、色々な身体の欠点をたくさん見つけることが出来ます。

O脚だったり、酷い外反母趾、手足の長さのアンバランス(長すぎてもダメなんです)顔の大きさ、頭の形、などなど…

しかし、どんなプロのダンサーも自分の欠点から逃げずに立ち向かっていますし、最終的には恵まれていない身体の人のほうが、ダンサー生命が長かったりします。

なぜかわかりますか?

人間、欲しいものを努力なしで手に入れたら、それをいとも簡単に捨てるじゃないですか?

私も小さな頃からずっとバレエの世界にいますから、たくさんの人たちを見てきましたが…

ストレッチなどしなくても柔軟性はあり…
ターンアウトは本能で理解していて…
音感もすでにあり…
振付覚えるのもスピーディー…
みんなも羨むくらいの容姿…

そんな子たち、みんなバレエ辞めてます。

本人がたいしてバレエが好きではないからです。

つい先日の写真、また出しちゃいますが…


男性陣、30-50代です。私は49歳(笑)

もしかしたら、私たちは一般の30-50代男性にしてみたら、身体はバレエ向きだったかも知れません。

しかし、ヨーロッパでは身長は低いほうですし、手足も長いわけではないです。

しかし、私たちの共通点は

「バレエを愛している」

これだけは、誰にも負けていないと思いますし、その「バレエ愛」だけが命綱。

しかし、コンクールの審査員…そこまで見ない人もいますよ。ただ単に骨格がバレエ向きか、そうではないか、で判断してスカラシップ進呈したのはいいけど、その子の「バレエ愛」が全くないことに留学後に気付き、退学させたり、など…かなり悲劇です。

ですから審査する側は、身体条件だけで「将来性」を加点してはいけないんです。しかし、恵まれた容姿で何の苦労もしていない審査員は、たぶん私のような考えではないとは思いますが。

私個人の意見ですが、将来性 とは…

「自分の持って生まれた身体条件の良さも悪さも超越したバレエ愛があるか、ないか…」

そこです!

今、コンクールに参加していて、隣のお友達の身体条件を羨ましく思っていたり、自分の身体を好きになれない子がいたら…

ぜひ私のブログを思い出して下さい。私自身が容姿(特に顔!整形すれば良かったのですかね?)を馬鹿にされて、けなされてきましたが、それでも「将来性なんかない…」とは考えませんでしたから。

誰に何を言われても、へこまない強さ。

これも「将来性」です!

左右木健一