やはり皆様が不安に思われている「留学」についてのご質問。

沢山寄せられておりますが、この方のご質問が比較的わかりやすいので、掲載いたしますね。



<Q>

いつも楽しく拝見しております。

さて、コンクールでいただけるスカラーシップですが、その海外の学校や授業内容の情報がよく分かりません。

娘のバレエ教室の先生はサマーなど頂いたスカラーシップや入学許可に前向きでないのか、どうしても行きたければ自分で問い合わせするなり申し込みまでして下さいと言われます。

問い合わせをしようにも頂いた審査員の先生に直接お伺いくださいとコンクール実行委員の方に言われます。しかし、全く無知な母親が何を質問したらよいのかすら分からず、毎回なんとなく辞退になってしまいます。

スカラーシップや入学許可を授与された方を対象に簡単でも説明会があれば良いのですが。
また、頂いたスカラーシップや入学許可から自分に合った学校を選ぶ方法や情報はどこから皆さんは得ていられるのでしょうか。

頂いた許可を全部参加。とは費用的にもできないので判断する方法をご示唆いただければ助かります。


<A>

留学をするにあたり、こんな話を聞いたことがあります。

何も情報のなかった数十年前。

メールも何もなかった時代、いつ届くかわからない手紙、高い高い国際電話、FAXなどを駆使して、いくつかの学校を親子で自らの足で出向き、街を歩いて、情報を仕入れて、寮がない場合はホームステイ先を探し、ビザ申請も自身で行い(今でこそ留学斡旋業者さんのおかげで何の苦労もしないで済みますが)

その全ての情報収集は、自らの足で出向き、獲得した話は聞きます。

情報は全て学校側から連絡がある、と思われていますが、日本ほど情報を事前に教えてくれる国はなくて、ほとんどの国が(悪い言い方をすると)かなりいい加減です。

黙っていても、誰も助けてくれないですから、常にアンテナを張らなくてはいけない。

大げさな話ではなく、指定された日にちに出向いたのに、寮が用意されてないから「どこかホテルにでも泊まって」みたいな事もあります。

私の友人はローザンヌ国際バレエコンクールにチャレンジしましたが、先生から

「海外留学したいなら、自分でやりなさい!」

といわれ、現地にはひとりで、行ったそうです。
SNSも、Googlemapもない時代の話です。いまは何かを調べたい、と思ったらすぐに解決できる時代です。

「全く無知な母親で…」

と謙遜されて仰られていますが、お母様が日々お子様を育てられていて疑問に思われている内容を直接尋ねるか、検索したらすぐに情報は収集できます。

お子様の食生活、住居、街の環境、通わせる学校の教育理念、卒業生の進路、学費が支払えるかどうかの目処、医療の充実具合などなど…

国内、しかもバレエではなくても、これは親だったら当然下調べしますよね?

その感覚で十分だと思います!

コンクールによっては説明会があったりしますし、短期留学でしたら付き添いの方がいて、初めての留学でも困らないツアーなどが現在山のようにございます。


私はバレエ学校、を飛び越えて、いきなり就職になりましたが、至れりつくせりもなく、香港バレエ団に至っては、自分で不動産屋さんに出向き、アパート契約しました。20歳でしたからそんなのは当然自分でやるべき…なので自慢にも何にもなりませんが(笑)

海外では18歳はもう一人前、として扱われます。

ですから海外を視野に入れている方は、10代前半から「自分に必要な情報は、自分でゲットする」を習慣付ける必要があります。

その「ステップアップ」が短期留学、というわけです。

昔とは違い、斡旋業者さんは数多くおられますし、メールもSNSも学校のホームページも留学経験者の体験談など、黙っていても情報はたくさん転がっています。

ですから国内での子育て情報収集と変わらない方法で十分足りるはずです。情報収集して下さいね。

左右木健一