「舞台マナー」

これはJBC静岡の記事にも書きましたので、もしよろしければ、そちらをご覧ください。

その「マナー」に関する事。

YAGPニューヨークでの出来事。

こんな感じの定員2名の楽屋がいくつもある会場。楽屋は2名ですが、参加者は当日何百人もいますから、楽屋はもちろん譲り合い。

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ひっきりなしに人が出入りしますが、その際黙って入る子は1人もいません。

だいたい

「Hello」
「Hi」

と、ニッコリ笑って

「この椅子、空いてる?」

と必ず聞いてきます。黙って荷物をボンッと置く子もいません。付き添いの先生もニッコリ

「Hello!」

踊り終わったあとは

「How was it?(どうだった?)」

と聞いてきたりして。もちろん知り合いでも何でもないです。

こんな良い例をたくさん見たうちの生徒。何かを学んでくれたかな?と思います。

子供ですから、挨拶が面倒と思ったり、照れ臭いとか、人見知りとか、色々事情はあるでしょう。

しかしあなたが単なる人見知りなのか、恥ずかしがり屋なのか、ただの通りすがりの人が理解するわけではないです。

だいたい、こうなるでしょう。

「あの子は挨拶を親や先生から教えてもらわなかった、かわいそうな子、ね」と。

こうなると…もうおわかりですよね。

表彰式はだいたい参加者や付き添い教師が客席にいます。

もし受賞した場合

「あ、あの子だよ、楽屋譲ってくれなかった子」
「あ、あの子だよ、挨拶しても無視した子」

と…

これは喜ばしい事でしょうか?

別にペコペコ無意味に頭を下げる必要はないです。しかし時と場合によっては非常識、となる場合があります。

「知らない人だから、挨拶しませんでした」

では済まさせません。

同じコンクール、同じ舞台、同じ楽屋を共有するわけですから、会釈は当然行うべきです。

それは、子供はなかなか出来ません。

大人である指導者自らが、見本を見せることが、一番の近道。指導者がコンクール会場でツンツンしていたら、子供がそれを真似します。

それが受け継がれていく…怖いです。

私も指導者として、自分自身の戒めも込めて、今日は書きました。

あ、ただ私が会釈も出来ない時があります。

審査員を務めているときです。コンクールによっては

「審査中は知り合いの方への会釈は、禁止」

というコンクールがあります。あ、あの先生と審査員は知り合いなのね、みたいな変な誤解を招かないためです。日本国内のコンクールが多いです。海外は平気ですが。

なので

「なに?左右木先生ったら、ブログで挨拶大事とか言ってて、コンクール会場で無視?」

と思わないでくださいね(笑)

左右木健一