「バレエコンクールにて〇〇選手が受賞」

もう、このマスコミの報道に何の疑問も抱かなくなってしまった(諦めた)バレエ関係者…多数おられると思います。

このようなマスコミの報道と、バレエの現場のギャップ…埋められない現状があります。

しかし一般の方、特にバレエを習わせている親御さんの誤解を助長させる報道は、出来れば見直していただけたら嬉しいと思います。

選手…英語だと athlete (アスリート)です。

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バレエダンサー アスリートではないです。

私の場合もアメブロ オフィシャルの芸能人有名人枠に入れさせてもらっていますが、スポーツ部門 ダンサー枠となっております。まあ、それは私個人のしかも大の大人のブログなので、全然問題ないです。

しかし、将来これから活躍するであろう子供たちを芸術家ではなく、アスリートと思わせる内容は、ちょっと改善したら良いのかな?と。

ただし…なかなか日本語でないんですよね。

たとえば英語の

Participants は 「参加者」
Candidate は 「候補者」

どれも日本語として、インパクトがない。

私はよく調べていないので分からないのですが、たとえばピアノの国際コンクールでも

「〇〇選手 受賞」

と言うのでしょうか?ピアニストはアスリートですか?だとしたら明らかに違和感がありますよね。

バレエも、バレエの世界の人間から言わせてもらうと「選手」ではない。しかし一般の方に伝わらないからやむ終えず「選手」呼ばわりなのかな?と。

しかし、ここは本当に誤解をしないでもらいたいです。

コンクール 英語はcompetition=競技会です。

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しかし競技(と言う言い方もどうか?)しているのはアスリート(選手)ではなくてダンサー(舞踊家)です。

近年マスコミにバレエを取り上げて頂くことは、凄く有り難い話です。

しかし、バレエダンサーは選手=アスリート(的な要素はありますが…)ではなく、あくまでも舞踊家=ダンサーであることを、一般の方にはご理解いただけたら嬉しいです。

そうでないと、ますますコンクール=スポーツ大会に誤解され、賞を受賞した、逃した、みたいな過熱報道により、若き芸術家たちの方向性が違うほうにいく懸念がありますし、指導者や親御さんも、地に足を付けていく必要があると思います。

Part 17 に続く

左右木健一