5 スカラーシップ賞のあるコンクールの場合

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最近ではスカラーシップ賞や入学許可のあるコンクールが増えてきました。

留学事情を全く知らない一般の方は非常に面白い解釈をされるのですが

「スカラーシップ?凄いね。衣食住すべて免除なんでしょ?旅費もただなんでしょ!」

と思う方もいらっしゃるみたいで…

いえいえ、いくらなんでもそこまで至れりつくせりではない(笑)

1人の人間が生きていくのに必要な諸経費を全て賄うなんて、そんな美味しい話があれば、たぶん世界中の子供たちがバレエ習いますよね?

「バレエは経済的に裕福でないと習えないんでしょ?」

とか言われますが、裕福かどうかはともかく、ご家庭の経済観念によるところが大きいか、と思われます。

例えば家族4人が地方からディズニーランドに二泊三日くらい遊ぼう、と思った場合、交通費やお土産も含めたら30万円近くかかる、と聞いた話がありますが…それを年に数回行けるご家庭が経済的に苦しい、とは言えませんよね?

それにプラス、塾、他の習い事、外食、国内海外旅行などなど。割と皆さん捻出されているとは思います。

そこに加えて「ではバレエはどうなの?」

となった場合、芸術に理解を示さない家族の場合は、きっと「高い」となるでしょう。

全てはご家庭の芸術に対する価値観の問題だと思います。

コンクールにしても同じです。スカラーシップを獲得することを心から望むのか、たまたまエントリーしたコンクールで望んでもいないスカラーシップを獲得してしまうか…

海外留学をはじめから全く考えていない場合は、事前に主催者事務局に伝えておくのも良いかも知れないですし、最近では留学意思を事前に確かめるコンクール(そのようなコンクールは信用出来ます)もありますし。

YAGP Facebookページの動画でも、どのような形でスカラーシップを獲得するかなど、もし万が一受賞した場合の心構えをお話されておりました。

確かに

「スカラーシップが欲しい」

と言ってコンクールにエントリーしていて、実は留学する気はありませんでした(もしくは他の学校が決まっていたのに他所の学校を重複して留学希望をした)となれば、後々問題が生じると思いますから、慎重に進めるべきだ、と思います。

左右木健一