特許庁は2010年1月~12月の出願件数及び登録件数を公表している。

2010年出願件数及び登録件数

2010年の特許出願件数は、34万4598件で、
過去10年間で初めて35万件を割り込んだ前年比1.1%減と僅かに減少。

一方、特許登録件数は、前年比15.2%増の22万3349件で6年連続の増加で、
過去10年間で最高となった。

ここで、注意しなくてはならないのは、
登録されたものは、5年くらい前に出願されたものが主に登録されている点である。

また、平成13年9月30日以前の特許出願は、審査請求期間が出願日から7年であり、
平成13年9月30日以前の出願が審査請求されたものを特許庁が審査し、
登録査定した件数が増加したことも、登録件数が増加したことの要因となっていると
思われる。

要は、単に特許庁が審査した件数が2010年1月~12月の1年間で
多くなっただけかもしれないという可能性がある。

特許庁が、2010年1月~12月の1年間に審査している件数を公表していないので、
一概に、審査が優しくなったとはいえず、
それを判断するには、審査件数の公表を待つ必要がある。

ただ、ビジネスモデル特許の特許査定率が
2007年、15%、2009年、19%、2009年、22%と増えていることに
鑑みると、ビジネス特許だけでなく、
全体的に、特許庁の進歩性の基準が低くなっていると推定する。