日経平均株価は小幅に下落。
ずっと気になっている米学生ローン。
来月の1日から通常運行ということで、延滞をしている債務者の扱いがどうなるのか。
2023年の10月から返済が再開されたが延滞しても信用情報には乗らない期間が今月の30日までだ。
学生ローンは延滞が270日を超えたときにデフォルト認定される。
デフォルトすると債務の一括返済を求められ、クレジットの利用は止められ、資産は差し押さえとなる。
簡単に言うと一旦終了だ。
その延滞の日数のカウントは来月の1日から始まるのかそれとも返済が始まった去年の10月から始まるのかで変わるが、一気にデフォルトすると結構危ない状況になるのではないかと思っている。
学生ローンとは言っても学生の時に借りたお金というだけであって、返済は40代でも50代でも続いている人もいるらしく、80代でも返済している人もいるという記事を見かけたことがある。
人数もかなり多く今年の1月時点では約1000万人の返済遅延が確認されたということだ。
借金というのは借りる時は自分の所得が仮にでも増えるため気分が良い。
だが借金をする理由はお金が足りないからであって、足りないからと借りたお金をバンバン使えば後に返すことが難しくなることは容易に想像できる。
借金をそのまま返済しても最低でも利息分は支払いが増える。
普通に生活ができていれば借金は必要ない。
収入が増える見込みがなければ借金をしなければならない時点でもう終わっていると言っても良い。
学生ローンだけでも返済遅延が1000万人、クレジットもカーローンも延滞率は上昇している。
そんな状況で小売売上高が多いとか、雇用は実は強いとか、そんなことは手放しでは喜べない。
消費が弱くなるときは近い将来やってくるだろうと思う。
次に株価が下落するときは大きく下落する可能性もある。
お金がなくなってきたとき、売られるのは価値のあるものからという傾向があるからだ。