五輪サッカー日本代表の森保監督のニュージーランド戦の采配がかなり賛否があるようですが…………


批判の声が上がって当然だと思います。

だって仕事してないんだもん。


「国を背負って戦ってるからそんなこと言うな」

「批判している奴はできるのか?」

って意見があるけど、正直意味がわからないんですよね。


国を背負っているのは分かっていて、みんな日本代表に勝って欲しいから言うわけじゃないですか。

んで、別にサッカーやってなくても批判したらダメな理由ってないじゃないですか。森保さんが本当にやりたくなくて嫌々やっているんだったら、

「お前らの代わりにやってくれてるんだから大目に見てよ」だったらまだわかりますけどね。



監督の仕事ってチームを勝たせることなんですよね。

森保さんのピッチ外での振る舞いやモチベーター的な能力は素晴らしいと思いますけど、試合中に勝たせる修正を何もしないのは流石に………

なんなら、自分たちより大きい相手にロングボールを多用する始末………


選手達で修正してたみたいですし。


森保さんが「相手より走るよー」って指示してたけど、選手からしたら当たり前だし、相手が配置で優位をとって頑張って走っても奪えない。突破できないシーンが目立った。


戦況が変わって一気に苦しくなった時間は

日本の4-2-3-1に対し、ニュージーランドは4-3-1-2。

日本の2CBはニュージーランドの2トップが牽制。

経由点である遠藤、田中の両ボランチはニュージーランドの4枚の中盤に消される。

苦し紛れに遠藤に縦パスをつけても、相手のトップ下が後ろから潰してあわや、というシーンもあったし、

とにかく2CBもプレスがハマっているから効果的な攻撃は出来ずじまい。無理な状況で繋ぐのは危険だと判断するや否や苦し紛れにロングボールを出す事が多くなった。

青が日本、赤がニュージーランド、背番号は関係なし

(青の3、4番を赤の10、11番がマーク、青6、7番のボランチ2枚は赤の7、8、9番がマーク。真ん中は空いていない。)




日本の両SBはフリーにさせており、ニュージーランドは選手をスライドさせ同じサイドに圧縮させる守備で奪ってカウンターを狙っていた。

同じサイドに圧縮するということは逆サイドが空いているので、サイドチェンジをすればフリーで運べるのだが、相手にガッツリマークされてる為、逆サイドにロングパスを直接通す以外に逃げ道がなかった。

SBの青2番にボールが入ったとすると、赤は全体的に同じサイドに動いて対応。ここでも青のCBとボランチはマークされている。この場面だと青の5番、9番が浮くが、近くの味方がマークされにくいのでパスを繋いで逆サイドに届けるのが難しい。また、繋ぐにしても時間がかかり、相手が逆サイドに動く時間を与え、また同じ状況になってしまう。


相手の厳しいマークに晒されている中、どうしても局面で数的不利なので選手の個人技頼みになる。


また、相手の攻撃もボランチ2枚で相手の中盤3〜4枚を見るような状況になり、数的不利なので中盤を経由点にされてしまい、危なかった。




修正案の一つとしては


ビルドアップ時に一時的にCBを3枚にする。

1枚目画像では、相手の2トップに対し、後ろが3枚なので基本的に一枚は浮く。その選手がフリーでドリブルで持ち上がることができればそれに対し相手の中盤も出ざるを得ない為、マークが外れ、日本の選手がフリーになる瞬間が訪れる。フリーの選手が受けることがまた対応の為に誰かがフリーになるor対応に来なければフリーの選手がドリブルで進むことができる。


2枚目はSBに入った時にマークがあり逆サイドまでスムーズに運べなかった現象だが、後ろが3枚だと2トップでは数が足りず、青3番が浮くので青6番から青4番を飛ばしてパスを出することができれば確実にフリーになれる上に、相手の移動が間に合わないケースが多くなる。そこで守備が手薄なサイドが起点になり攻撃することが可能になる。




森保監督、頑張ってくれぃ。